【WEB連載】田中稲の仮想DJ「昭和歌謡エンドレスリピート」 24曲目「夏の恋はマヤカシ?」

関西ウォーカー

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いきなりですが、暑い、あつい。ATSUI、アツイ~!! 太陽がくれた季節は当然ながらホットホットホーット(←藤井隆のギャグ。懐かしい…)。夏が超が付くほど苦手な私としては、この季節、とにかく忍の字であります。冷たいものでも考えて落ち着こう。南極。かき氷。クールミントガム……。

さてさて、体温より高い気温と紫外線におののき、日傘&サンバイザー&腕カバー&マスク&サングラスで全身防備をはかり、もはやイスラム教の女性みたいになっているオバチャン勢を尻目に、早くも「ふたりの愛ランド」状態になっておる若者をちらほら見かける今日この頃。

ええんか。ホントにその相手でええんか? もしかして「夏休み近いしー、相手がいない夏休みなんて絶対ありえないしー」とかいうヨコシマな考えでその場しのぎ的な恋をフライングゲットしていないか若者よ!!

余計なお世話と罵るがよい。しかし私が勝手に確信する事実として(???)、四季の中で夏の恋が一番短命!それはデータにバッチリ出ておる(あくまで私の周囲でなのだが)。

爆風スランプもいっておるではないか。「夏の恋はマヤカシ」(by「リゾ・ラバ」)と。

全部ウソとまではさすがに言わないが、季節替わりはちょっと身悶えるもの。リゾート地で好みの異性とお近づきになったとなりゃ、「運命かも……♪」とカン違いしちゃうのは、もうねこれ、致し方の無い話っすわ。ええ。我が身に置き換えても、リゾート地での誘惑を断る自信ないわー。特に夏は暑いから思考回路が鈍るといいましょうか(汗)。モーロ―とした気温上昇による判断力の低下とリゾート地の開放的なムード。

そしてそして。なにより「薄着」!! 特に男性にとって、夏の浜辺はボディ丸出しの水着ギャルがワンサカいるわけだから、常軌を逸するのもわかるよ、わかるよ。。。

その最たる曲がこれ。classの「夏の日の1993」!

爽やかなメロディーに乗って夏の恋を描く超名曲だが、いやー、この曲の主人公の分かりやすい事。今までなーんとも思っていなかった女友達(たぶん)とプールに行ったか偶然合ったのか。まあ、どっちでもいいんですが。コヤツ、初めて水着姿の彼女を見たとたん、いきなり恋心を抱くわけですわ。

「服の上からは計れないね! 人違い? そうじゃない! 別人のプロポーション!」

おいおい、落ち着け落ち着けッ。背中をさすりたくなるほど主人公興奮しまくりなのだが、ちょいと待て。女側としてはこんな彼の急接近を素直に喜んでいいのだろうかっ、ドンドン!(←机を叩く音)。

水着の彼女を見たことで一気に恋に落ちた主人公。ということは、彼女の性格やハートではなく、ナイスバディのトリコになったことは明らか。ということはということは。これを機にお付き合いしたとしても、薄着の夏が過ぎ、衣替えの秋がくりゃ

「♪いきなり~冷めて~しまったよ~厚着の君に~」

とばかりに男の気持ちはサッサと薄れ、ものっすごい残酷な「秋の日の1993」が展開される危険性大。…と思っていたら、なんとアンサーソング「冬の日の2009」なるものが発表されていた!!慌てて歌詞を見てみると、やはりどうも夏の日の恋は一瞬で終わったらしいのだが、久々に彼女と会い

「やっぱりお前しかいない!」

とプロポーズに発展しておった。。

えーなにそれー(不満げ)。16年後に復縁?? どういうこったい! うーむ。男女の関係は計り知れんもんがありますのぅ。まあ、こんな風に懐メロに茶々入れながら今年も引きこもり状態であろう夏の日をウンザリ予測している私が一番トホホホだとは百も承知。あああ、早く秋がきてくんないかなー(遠い目)。

今回の締めは、私もこのくらい夏が似合う女になりたいという半ば不可能な願いを込めて早見優の「夏色のナンシー」をチョイス。また次回お会いいたしましょう。田中稲でした。

【文=田中稲】

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