【GEAR'S VOICE Vol.38 PART2】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」マジックパート・橋本昌也さんインタビュー@『タカセガワブルースコーヒー』
関西ウォーカー
【GEAR'S VOICE Vol.38 PART1】の続き。
ゆうじ:ギアは、マジック以外の表現(お芝居やダンスなど)もたくさんしないといけない舞台ですが、新しく参加するにあたって、そういった部分への抵抗はありませんでしたか?
橋本:それは無かったですね。と言うのも、マジックだけでできることって限られていると思うんです。これまでマジックをやってきて、いくらテクニックのすごいマジックを見せて大きな拍手をいただいても、それだけで人の心の中に残るのは難しいと感じることが多々ありました。もちろん技術に対する感動はあると思いますが、もっと人の心に訴えかけるためには、もっと奥深く届く感動を届けるためにはどうすればいいんだろうって、ずっと考えてきました。だから、その可能性を探れるこの作品に出演することへの抵抗は全然無かったんです。自分のパフォーマンスを見て涙を流してくれるようなお客さんが出てきたら嬉しいな、と思っています。
ゆうじ:新しくギアに参加してみて、色々苦労もあると思います。特に難しいと感じたことは?
橋本:すごく難しいんだろうな、と予想はしていましたが、実際はその想像よりさらに30倍くらい難しかったですね。新しく参加するにあたって、まずは振りつけを覚える必要があるじゃないですか?このシーンではここにいて、このシーンでこっちに行く、とか。でも、お客さんはそんなところはもちろん見ていなくて、ストーリーだったり、ストーリーの中での登場人物の気持ちだとかを追いかけています。そういう部分をしっかり伝えるためには、当然振りつけは大前提のものとして無いといけません。その段階に辿り着くのにかなり時間がかかりましたし、苦労しました。
ゆうじ:マジックをすることと演技をすることは、同じ“表現”とは言え、かなり性質の違うことなのでしょうね。
橋本:そうですね。あとは、メイクが難しいです。普段メイクなんてしないので。アイラインとか本当に怖いんですよ(笑)!それと、ダンスをするのも初めてだったので苦労しましたね。
ゆうじ:マジシャンって普段踊らないですもんね(笑)。
橋本:はい。でも、せっかくギアに参加させていただいたからには、しっかりマジックを魅せることももちろんですが、演技やダンスなど、マジック以外の部分をもっともっと全力で表現できるようになりたいんです。それができれば、もっと奥深い感動をお客さんに届けられると思っています。
ゆうじ:では、今後の橋本さんの更なるパワーアップに期待しています。今日はありがとうございました。
【ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』とは?】
ブロードウェイの『ブルーマン』や韓国の『ナンタ』などで注目を集めた「ノンバーバルパフォーマンス」とは、言葉を全く使わない新しいタイプの舞台公演。『ギア-GEAR-』は、マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングの超絶パフォーマンスとプロジェクションマッピングなどのテクノロジーが融合した、日本発・日本初の非言語エンターテイメント。舞台は古びたおもちゃ工場。かつてその商品だった人形「ドール」が、作業を続ける人間型ロボット「ロボロイド」とふれ合い、感情を獲得し、人間に近づいていく感動の物語。
大好評にお応えし、9月8日までの延長公演が決定!演劇でもない、ミュージカルでもない、サーカスでもない、70分100席限定の衝撃体験をぜひ劇場で!
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