【京橋Walkerレポート】“ちょい呑み天国”京橋は3軒行かなおもんない!
関西ウォーカー
夏真っ盛り! 連日連夜うだる様な暑さが続いているが、走る男の森脇健児いわく、労働の後に飲む“チンカチンカに冷えたルービー”が旨い!
先日発売した大阪の酒場、京橋を舞台にした情報誌「京橋ウォーカー」でも、ノドの渇きを潤す魅力的な店が盛りだくさんに登場。
中でも「ちょい呑み大作戦」なる企画では、安くて、おもろくて、ハシゴ酒に最適な店を紹介。そして、編集部とライター自らが行き着けの店を、趣味と実益を兼ねたリサーチを決行して、立ち呑み、大衆酒場、バルなどさまざまな“せんべろ”プランを提案している。ちなみに「せんべろ」とは、千円あればべろべろになれるまで飲めることの意味。
へビーユーザーなら周知の事実だが、京橋という繁華街は、朝の早よから赤ら顔のおっちゃんたちがたむろする、酒場天国。立ち呑みなどの大衆酒場は、どの店も1000円もあればアテ2、3品に瓶ビールが楽しめ、ええ感じに酔わせてくれる。しかも、大抵のおっちゃんは、数件の行きつけをハシゴする“ちょい呑み”“サク呑み”するのがあたり前。とりわけ安居酒屋がそろっている京橋において、1軒で帰るなんてもったいないってこと。
“べろべろ”に酔えるかは、人それぞれだけど…、この界隈でもせんべろを代表する店がJR京橋駅北口を出て東へ1分、誰が呼んだか通称“立ち呑みストリート”にある「岡室(おかむろ)酒直売所」。中島らもの名著「せんべろ探偵が行く」にも登場する名店で、朝9時からオープンしている。
朝なので当然、出勤途中のサラリーマンもチラホラ見受けられる中、ココだけは別世界! 編集部・赤井も、6月末に発売した「大正ウォーカー」の早朝ビラ配り後に、地下鉄長堀鶴見緑地線に乗って京橋に遠征したが、岡室の前に着くとすでに店内では、グラス片手にマグロのぶつ切りをつまむおっちゃんたちで盛り上がっていた。
中の様子をうかがっていると、お姉さん(この日は残念ながらオーナーは不在)が笑顔で手招きしてくれた。実は私は枚方市出身の元京阪ユーザーで、岡室では何度も飲んではいたが、朝から飲むのは初めて。招かれるまま、何の躊躇も無く吸い込まれていったが…、心の片隅に「これから編集部に出勤するけど…」という罪悪感があるが、これも誌面づくりに欠かせない立派なリサーチと大義名分をつけて、瓶ビール(420円)と天ぷら盛り合わせ(250円)を迷わず注文。天ぷらを待っている間も、すでにどこかで飲んできたであろうおっちゃんが楽しそうに店に入ってくる。
そうこうしてるうちに店内は、ほぼ満杯。「いま何時や? まだ10時なってへんで!」と思いつつ、おでんの出汁がかかった揚げたての天ぷらをほおばる。そんな雰囲気だから、店のお姉さんと客のおっちゃんのやり取りを聞いているだけで、一人客の私も十分楽しい。そして今回の特集のミッションを遂行させるべく、追加できずし(250円)を注文し、絞めて920円。千円札1枚でお釣りがくる額で、店を出る頃には目の周りがカッカするほど、ええ感じに酔っていた。
さて、最低あと2軒! もう今日の出勤は半ば諦めたと言わんばかりに、酒の勢いを借りてハシゴ酒を決行! 気付けば、昼過ぎでべろべろ。それも3000円ちょっとしか使ってないのに…、恐るべし京橋! あらためてこの街の安居酒屋のポテンシャルの高さを思い知らされた一日だった。
京橋には、このほかにもたこ焼き居酒屋、ワインバルなど、さまざまなちょい呑みできる店が存在。もちろん、腰をすえてゆっくり飲むのにも適しているので、会社帰りや休日の朝から、ハシゴ酒ツアーに出かけてみるのもありかもしれない。
【京橋ウォーカー/赤井謙司】
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