伝説の暗闇イベント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは

東京ウォーカー

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目では何も見えない「完全にまっくらな空間」の中を視覚以外の感覚を使って体験する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク TOKYO」(以下DID)が3/20(金)〜6月下旬まで開催される。同イベントはドイツ発の“まっくら闇のエンターテイメント”として、全世界25カ国、120都市で開催され、600万人以上を動員してきた実績を持つ。

日本では1999年より毎年不定期で短期開催されてきたが、1度の体験人数の制限(8名まで)と開催期間の短さからチケットは即完売、キャンセル待ちの状態が続いていた。多くの要望に応える形で、今回初の長期開催が実現したという。

はたして、“まっくら闇のエンターテイメント”とはどのようなものか? イベント開催に先立ち体験できるということでやってきたのは、東京・青山にあるDIDの会場。緊張の面持ちで足を踏み入れると、すでに共に“暗闇の冒険”へと旅立つ仲間達がいた。

一行は記者も含めて7名(定員は8名)のパーティ編成。胸から腰くらいの高さの白い杖を手に、いざ暗闇空間へ。すると、そこにはサポート係の「アテンド」が待っていた。

アテンドとは視覚障害者で構成されたいわば“暗闇のエキスパート”。日常生活を暗闇の中で難なくこなす彼らの存在は大変心強い。ほのかに明かりが灯る準備空間で、まず“暗闇の中での心得”をレクチャーしてくれる。それぞれの自己紹介(後に大きな意味を持つ)をしたあと、いよいよ完全なる闇の中へと向かうのだ。

残念ながらこれ以上はネタバレになるため、内容を話すことはできない。だが、中に入ると視覚以外の感覚が研ぎ澄まされ、“視覚障害者”のいる世界を垣間見ることができる。日常生活での視覚障害者と健常者のサポート関係が逆転するなど、“視覚を使った生活”では気づきにくい新しい発見が必ずあるのだ。

一緒に暗闇を体験したグループ同士で築かれる深い関係も魅力の一つだ。完全な暗闇の中では、お互いを助け合うことの大切さを心から実感するため、お互いに感じたことを話し、理解を深めコミュニケーションの幅が広がるのだ。目が見える生活では接点がないであろう人たちが、立場の違いや障害の有無を越えた“異文化交流”を行う。

定員は1度に8名までに制限され、予約殺到間違いナシの同イベント。参加した者の価値観に深い影響を与える貴重なイベントに、ぜひチャレンジしてみてはいかが?【東京ウォーカー/中道圭吾】

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