【WEB連載】田中稲の仮想DJ「昭和歌謡エンドレスリピート」 30曲目「2020年、東京五輪でマツケンサンバ希望!」
関西ウォーカー
ふっふっふ。ついに。ついについに30回目ですよ。仮想DJ!! かといって、淡々と続いているだけなので、「地道に続けた分読者も増えたんじゃないっすか」的な事を聞かれても困るが(泣)。いいのだ、人間大切なのは結果よりもケイゾクなのだーかーらー(←最後の方棒読み)。こうなれば50回目指してガンガンこのテンションで書いていきたいですな! え? 疲れる? ひー。
さて、30回にふさわしいネタは無いものかと探していたところ、いやー、偶然ひょっこりネタができました!「2020年東京五輪決定」!! 安倍首相と猪瀬都知事が「なにぃ? 田中さんが仮想DJネタに困っているだと!よおしっ、これは東京五輪誘致を是が非でも通して、30回にオリンピックテーマソングについて書けるようにしてやろうではないか!」とか、はりきってくれたんじゃないかなー。で、フェンシングの太田君なんかも「そうっすね! 田中さんの30回祝いも兼ねて、オリンピックを東京に決めましょう!!」とか鼻息荒くしてくれたんじゃないかなー。あの号泣は、私への想いもあったのね。うんうん。うっとり。。
……違う違うそうじゃない。妄想って楽しいが、度を過ぎると友達も読者も世間体も無くすので注意。
いやまあ東京五輪が決まった理由にこの仮想DJが絡んでいるなんて99.9%(←いや100%言い切っていいだろうそこは)あるはずはないのですが、いやー、助かった。渡りに船とはこの事ですよ。30回祝いにスポーツの祭典五輪ソング紹介。申し合わせたみたいにピッタリではないかッ(歓喜)!!
ただ、私、書いた記憶あるんだよなぁ。三波春夫さんの東京五輪ソングについて。そう思って原稿をずっと遡って探していくと、やっぱりあったあった!2012年の8月、仮想DJ2回目。ロンドンオリンピック真っ只中で、それに合わせて書いたんだっけ。
まあ誰も覚えてないだろう。ヨッシャ使いまわしたれー……というドス黒いズル心をぐっと抑える。使いまわしはしないが、何を書いていたかはもう一度アピりたい、ということで三波春夫さんの「東京五輪音頭」についての記事再度抜粋。
※ ※ ※
音頭特有のチャチャンカチャンチャンというめでたいお囃子、そしてこれまためでたい三波春夫の
「オリンピックの顔とかお~ぉん♪」
という高らかな歌声が東京五輪の熱戦のバックに流れる……。下手すりゃカオス。ところが、私は動画を見て度胆を抜かれた。鬼気迫る緊張感が絶妙に緩和され、オリンピック選手がアスリートではなくエンターティナーに見える音頭マジック!!!これだよ。これなんだよ。ニッポンミュージックミラクル。オリンピックが戦いである前に、平和を祈る祭典であるという初心を半ば強引に思い出させてくれる春夫の歌声。素晴らしい。
次のオリンピックでは、民謡とか演歌とかムード歌謡テイストの五輪テーマソングをぜひ。氷川きよしなどサイコーではないか。
※ ※ ※
さすが昔の私。今の私と全く意見が同じだ(進歩していないとも言う)。やっぱり「お国柄」をガッツリアピールするべきだと思う。「東京五輪のオープニングアクトを誰に任せるか」という議論が早くも過熱しているが、既に呼び声高いMISIAとかB'Zも確かにいい。超うまいし華もある。が、ちょっと洋楽寄りな気がするので、やはりここは日本らしさを全面に出す方向で。真ん中に櫓を立て大々的に提灯をぶら下げ、氷川きよし君の「新・東京五輪音頭」で幕を開けてほしい。
「♪イヨーッ、東京五輪だよ~ズンドコッ」
嗚呼、目に浮かぶわ。外国来客勢のウットリした顔が。
そうそう。マツケンサンバも絶対どこかに入れるべきだと思う。これ本気と書いてマジに実現してほしい。私は忘れない。数年前どこかのテレビ局で放映していた歌謡祭だった。松平健と腰元シスターズの華麗なるアクトに世界の歌姫ディスティニーチャイルドが口をアングリあけて見入っていたことを!呆れていたのではない。本気で感心していたのだ彼女達は。いやー、私はあれを見て思ったね。
「私達農耕民族がリズム感で勝てるはずのない狩猟民族のド肝を抜くには、日本文化を総出で身にまとい大勢で乱舞する事。これしかない!」と。
そう。サムライとヤマトナデシコが着物で豪華絢爛にン千人単位でジャンカジャンカ踊る!!できればスクールメイツ、花柳社中、ジャニーズJr、AKB、ハロプロ、エグザイル諸々ぜーんぶ参加して頂いての、マツケンサンバ&東京五輪音頭!!ぐあー、良くないですかコレッ。ぜーぜー(←興奮しすぎて息切れ)。
まあ7年後という事で、その間に思わぬ大型新人が登場する事も考えられるし、いろんな意味で楽しみです。プレゼンであれだけキッパリ言い切ったので、復興や原発問題も、早急に対処してくれることを信じたいな。
締めの一曲は、清々しい歌声が心洗われ希望を思わせる、藤山一郎さん、荒井恵子さんの「オリンピックの歌」で。また次回お会いいたしましょう。田中稲でした。
【文=田中稲】
この記事の画像一覧(全2枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介