富野由悠季監督が“非あまちゃんファン”に転向?

東京ウォーカー(全国版)

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「機動戦士ガンダム」シリーズを手掛けた富野由悠季監督が、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』について、当初の絶賛から一転、今度は苦言を呈している、と話題になっている。

発端は、自身のメルマガ「トミノ流のトミノ」(ちょくマガ、KADOKAWA)で公開された「非あまちゃんファンになった」という最新号の配信。「『あまちゃん』ファンを公言してきましたが、最終回まで見て考えが変わり、非あまちゃんファンになりました」と宣言しているのだ。

その中で監督は、ヒロインに加えその母親の青春時代をシンクロさせる『あまちゃん』の展開に言及し、バブルに沸いた“空白の80年代”をあぶりだしつつ、“3・11以後の東北”を描き出す、ことを期待していたことを表明。最終回まで見て、“主人公たちが震災後の現実にどう立ち向かっていくか”の方向性を、抽象的な表現ではなく示してほしかった、と綴っている。

一方で、視聴者の心に強く残る登場人物の描き方や、物語を締めるテクニックへの感動を表明し、「これは年寄りの言い草です」と締めており、期待と愛情が大きいからこその苦言、と言えそうだ。

ちなみに富野由悠季監督は、宇野常寛さん編集の『あまちゃんメモリーズ』(文藝春秋社、2013年10月31日発売、税込1365円)に、視聴者がこういうラストを期待していたのでは、という具体例を寄稿しているとのこと。また、メルマガでもさらに『あまちゃん』を考察するとのことなので、期待したい。

これまでもメルマガで、ジブリ最新作『風立ちぬ』などへの詳細な考察を披露してきた富野由悠季監督。歯に衣着せぬ物言いで知られる監督だけに、独特の『あまちゃん』評は賛否両論を呼びそうだが、いまだ「あま不足」を感じる重度な“あまちゃんロス症候群”の方には、刺激的な“恵みのあま”かもしれない!? 【東京ウォーカー】

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