日本人も参加!最も過酷な南極トライアスロンって?

東京ウォーカー(全国版)

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本格的な秋の訪れを感じる今日この頃、ブームが続くランニングに最適な季節が到来した。季節を感じながら気持ちの良い汗をかき、家の近所やランニングスポットで走るランナーも多いことだろう。

一方、地球の最南端では、2013年11月中旬、地上で最も寒く、乾いた純白の大地で「南極トライアスロン&アイスマラソン」が開催されるのをご存知だろうか?

南極アイスマラソンとは、主催者のリチャード・ドノバン(ポーラーランニングアドベンチャー)が2006年から大会を開催し、2013年で9年目を迎える過酷なレースだ。開催地は、南極点から約1000km離れたユニオングレンシャーキャンプ地。地球上で最も厳しい自然環境にあり、天候によってはカタバ風(斜面下降風)が吹き荒れることもある。

夏でも平均気温マイナス20℃の白夜の中、参加者は1マイル(約1.6km)からハーフマラソン、フルマラソンと自分に合った距離を選択して、固い雪上を走る。また「100キロ南極ウルトラマラソン」は、経験者や耐久アスリートたちだけが挑戦できる極限のレースである。2012年度の大会では15ヶ国から53名が参加した。

2013年からアイスマラソンに加えて、人類史上初めての「第1回 南極トライアスロン」も開催する。種目はラン、バイク、クロスカントリースキーの3種だ。

今回、日本人として唯一、南極トライアスロンと100キロ南極ウルトラマラソンに参加するのは6人(石田淳、浜口隆則、渡辺未来雄、小針一浩、須田将啓、成田信一)から成る「チームきわみ」。彼らは全員が経営者。2012年にはこのチームでサハラ砂漠マラソン(250km)に出場し、全員で完走した。

メンバーの1人で行動科学マネジメント研究所所長の石田淳さんは、「40歳を過ぎてからマラソンを始めました。最初は30分歩くことから、次にハーフマラソン、フルマラソン、100キロマラソンと目指し、2012年はサハラ砂漠マラソンを完走しました。そして今回、遂に子供の頃からの憧れの地、南極に向かいます」と語る。石田さんは行動科学の観点から「仕事、人間関係、教育などのマネジメント法について、いつ、どこで、誰がやっても、同じような『結果』が得られる再現性の高い方法」を教えた著書でも有名だ。近著には「『結果』が出る習慣術」(KADOKAWA)がある。

大会に向けて、石田さんは「今回が南極トライアスロン第1回目なので、日本人で初めてというより、人類で初めてです。しかも公式大会なので記録が残ります。ウルトラマラソンを走った翌日なので、かなり辛いとは思いますが、絶対に完走します!」と意気込みを話してくれた。

さらに、南極アイスマラソンと南極トライアスロンをアルジャジーラTVが特番を製作し、世界中に配信する予定だという。誰もが行けるわけではない最も過酷な場所でのチャレンジに大いに注目したい。【東京ウォーカー】

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