3年に1度の「富岡八幡宮例大祭」でビショビショに!?

東京ウォーカー

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江戸三大祭りの一つで、3年に1度だけ開催される「富岡八幡宮」(東京都江東区)の例大祭本祭りが8/13〜17に開催された。ことしは本祭りだけあり、各町内から計55基の神輿に加え岩手県平泉町の町神輿1基が特別参加。永代通りほか、約8kmの道のりを練り歩く例大祭のメインイベント「神輿連合渡御」(8/17)を一目見ようと、富岡八幡宮がある門前仲町へ向かった。

駅を降り永代通りに出ると、朝10:00にもかかわらず多くの人でにぎわっている。沿道には笛や太鼓をたたく地元の人々や、はっぴを身にまとった担ぎ手の姿が見られ、街全体が完全なお祭りムード。「神輿連合渡御」の見どころの一つ“永代橋を渡る”ようすを見届けるため橋へ向かう。

観客であふれかえる橋の上で神輿の行列を待ち構えていると、静かに橋が揺れはじめた。次第に揺れが大きくなり、地震かと心配する声や「永代橋が落ちたりして…」という不吉な会話まで聞こえてくる。実は、1807年(文化4年)に見物人の群集が永代橋に集中し橋が崩れ落ちたというエピソードがあるのだ。不安になりながらも神輿を待っていると「わっしょい、わっしょい」と威勢のよい声が。掛け声が近づくと共に橋の振動もピークを迎えていたが、待ちに待った神輿の姿が現れた途端、そんな不安はどこかへ消え、歓声が響き渡っていた。

1基ごとに約50人ほどの担ぎ手が神輿を囲み、次々と橋を渡っていく。男性だけでなく女性や子供も見られた。彼らの先に待ち構えているのは第2の見どころでもある豪快な“水かけ”。この祭りは、神輿を清めるために沿道から勢いよく水がかけられるので、別名「水かけ祭り」と呼ばれているのだ。消防署のホースで水をかける消防団員や、トラックの荷台に用意された水をバケツでかける人など、神輿が通るたびにこれでもか!と水攻め。その豪快さに担ぎ手も観客も大盛り上がりで、当日は気温も25度と比較的低かったにもかかわらず、まるで炎天下のような“アツさ”だった。

「神輿連合渡御」のほかに魅力的だったのが、深川不動尊と富岡八幡宮の参道を埋め尽くす屋台。深川名物の「あんず飴」や富岡八幡宮の名物屋台「中華風おやき」をはじめ、金魚すくいや射的など多くの露店が軒を連ねていた。担ぎ手も観客も一体となって楽しめる例大祭に訪れたのは約31万人。永代通りが人で埋め尽くされる盛大な祭りに再び出会えるのは3年後だ。【東京ウォーカー/オオトウ アヤ】

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