福島ラーメンが女子高生アンドロイドや保健室の先生など萌えキャラに!
東京ウォーカー(全国版)
喜多方、白河、郡山など古くからご当地ラーメンの代表地である福島県。その福島市周辺で、若き店主たちが手掛ける人気ラーメン店がなんと萌えキャラになった!
現在、県内の10店舗を紹介する同人企画「福島ラーメン組っ!」には、生徒会長や元レディースの保健室の先生など、個性溢れる美少女キャラたちが集う。さらに驚くのは彼女たちの綿密に考え込まれたキャラ設定。各店の名物ラーメンだけでなく、立地、店内のディスプレイ、店主の見た目、性格や持ち物など、あらゆる特徴を盛り込んでいるのだ。
その筆頭は、塩味の鶏中華そばが人気の「若武者」をイメージしたキャラクター、二本松かすみ。店がある二本松市の地域をかつて治めていた二本松藩によって、幕末に開発された対官軍用の戦闘型アンドロイドだ。制服の×マークは戊辰戦争で藩の為に命を落とした二本松少年隊のエンブレムを意味している。スープの材料である青森シャモロックの姿とお店のロゴが赤、白、黒だからセーラー服になった。店主がエヴァ好きなのでメカ少女なのだそう。
また白衣姿にタイトスカートがセクシーな保健室の先生、金谷川涼子。「うから家から」のメニューはヘルシーな完全無化調、かつ近所は医大などがあり学生が多く、食と健康を見守る大人の女性像からイメージした。しかしクールなツンデレの性格なのは、お店に冷やしメニューが豊富だから。元レディースと知ると、白衣が特攻服にも見えてくる。大事故を起こして改心したという設定は、実際にお店の側に名物急勾配道として知られる通称・金谷川スカイラインがあるからだそう。他にもキツネ耳の女の子、メガネっこの宇宙人、眼帯をした生徒会長、武闘派ギャルなど、突っ込みどころ満載の気になるキャラがいっぱい!
元々、これらのキャラクターは福島在住のイラストレーター・高橋わな美さんが自主的に制作したのが始まりだ。ラーメンガイドの同人誌としてコミケで紹介したところ、その完成度の高さゆえ、瞬く間に約300部が完売し話題となった。そもそもなぜ作ろうと思い立ったのか?そのきっかけをご本人に伺った。
「福島県への風評被害は県外の人が思っている以上にひどいんです。そんな中、自分が通っているラーメン店は負けずに日々ラーメン作りに精を出しています。それぞれ個性的なスタイルで頑張っている姿が本当にカッコ良くて、自分ができることで応援したかったんです」。よく見るとキャラたちの体には、絆創膏や包帯、眼帯など大小どこかしらに痛々しい様子が見受けられる。実は福島のラーメン店主たちがキズだらけで奮闘する姿を、わな美さんが密かに描いていたのだ。そんな想いが店主の間にも広まり、何店かでは正式にお店のキャラクターとして活動することになったという。
応援したいけど、遠くて行きづらいという人は、11月15日(金)より開催される東京ラーメンショー2013へ行こう。この同人誌がきっかけの一因となり結成したチーム「福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊」は11月20日(水)から出店しており、若武者など5店が協力して開発した新しい福島ラーメン「喜多方黒中華そば」を味わうことができるのだ!このイベントは売上から5%が被災地救済のNPO法人等に寄付される予定。「福島ラーメン組っ!」にはまだまだ気になるキャラがいっぱい!詳しく知りたい人は、同人誌を読んでみて!【東京ウォーカー】
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