映画「スティーブ・ジョブズ」公開記念座談会(前編) 関西が誇るIT賢者がAppleとジョブズを語る!
関西ウォーカー
今世紀最高の経営者といわれたアップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズの死から2年。抜群の経営手腕とカリスマ、傲慢と非情を併せ持つジョブズをありのまま描いた「スティーブ・ジョブズ」がいよいよ11/1(金)から公開される。それに先駆け10/14、Ustreamスタジオ カフェ大阪に関西ウォーカーでもおなじみのIT賢者がそろい、本作について熱くディープなトークを繰り広げた。Appleに造詣の深いメンバーだからこそ語れるここだけの話が続々登場、会場を沸かせた。その一部をウェブでお届け!
<ゲスト>
魚井宏高(大阪電気通信大学教授) Twitter:@Sakanabone
ヒューマン・インターフェースを教えるかたわら、Apple系ポッドキャスト「ワンボタンの声」監修も
山村和久(ワンボタンの声) Twitter:@yamamura
松尾通旭(ワンボタンの声) Twitter:@mpreset
Appleファン向けインターネットラジオ「ワンボタンの声」を制作配信。興味のある方はぜひフォロー!
玉置泰紀(関西ウォーカー編集長) Twitter:tamatama2
実在の人物が実名で登場
山村:きょうは映画「スティーブ・ジョブズ」公開記念座談会です。よろしくお願いします。
玉置:きょうは西海岸っぽさを意識して、裸足できました(笑)。
魚井:そこは山村さんが「スティーブ・ジョブズです」、玉置さんが「ウォズニアックです」って言わないと。山村さんはジョブズの格好をして来ているんだし。
玉置:このヒゲで完全にウォズですね(笑)。
山村:作る人、だます人みたいな(笑)。松尾さんもきょうの帽子にはこだわりがあるとか。
松尾:これはギャガで配給された「バーン・アフター・リーディング」という映画の懸賞で当たったもの。これを撮ったコーエン兄弟はMacが好きでファイナルカットプロでいつも編集している。これも絡めてこの帽子で臨みました。
山村:映画のストーリーはみなさんもよく知っているジョブズの話で、本当にあったことですが、少しひねった感じで見せていますね。主演のアシュトン・カッチャーの演技も幅広い。ヒッピー学生から、成熟した経営者の風格まで演じられる。
玉置:リード大学のシーンでジョブズを呼び止める先生は、ジェームズ・ウッズですね。大きな犯罪の黒幕なんかを演じることが多いので、その後、何かに絡んでくるのかな、と思いながら観ていた。
魚井:結局何も絡んでない(笑)。
玉置:ジョブズの歩き方も似ている。ちょっと猫背で。
松尾:似ていると評判です。
魚井:でもね、あんなに極端じゃなかった。
松尾:まあ、デフォルメはしていますよね。アシュトン・カッチャーのジョブズもなかなかすごいんですけど、マイク・マークラーを熱演した藤岡弘、さんが…。
山村:違う!(笑)髪型はね、似てるよ。
松尾:藤岡弘、さんじゃなくてマイク・マークラーを演じたダーモット・マーロニーさんも非常にレベルが高い。この人はなんと「バーン・アフター・リーディング」にも出演してるんです。
玉置:映画全体を通じて、実在の人物が実名で登場していて、フィクション的な人は一切出てきませんね。
魚井:僕がおもしろいと思ったのはスティーブ・ウォズニアック。
山村:アメリカ映画って固さを和らげるために、コメディ・リリーフ的な人を放り込む場合がよくありますが、ウォズ役はそんな感じですね。
魚井:なるべく和らげるように入っていたけど、歴史でも最後は別れていく。
山村:でも、本物のウォズニアックはあの映画を観て「違うよ!」って怒ってたそうですね。
松尾:たぶん、あんなにギャグ滑ってない、もっと受けてたよ、みたいなのもあったんじゃないかな。
(中編に続く)
この座談会の内容は10/29(火) Apple News Radio「ワンボタンの声」で配信されます。
【取材・構成=鳴川和代】
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