タコキャラが大人気!?米国ポップアートで注目度No.1のピーター・マルコに独占インタビュー

東京ウォーカー(全国版)

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アンディ・ウォーホールやキース・ヘリングに続く、アメリカンポップアート界の第一人者として注目されるピーター・マルコ氏が来日した。それに合わせ、神宮前のギャラリーでは東京初の個展が10月29日(火)から11月3日(日)まで開催されている。初日に、展示されている原画「HOLLIS TRIO」シリーズ3点が完売するなど、好調な滑り出しのようだ。今回の主な目的は、被災地である宮城県石巻市の子供たちへチャリティアートを届けるためだという。その作品に託した想いを独占インタビューした。

今やユニセフや世界中の企業からデザインのオファーを受けているマルコ氏。スイスの時計メーカー、SWATCHとコラボした時計は全世界で75万個を売り上げる大ヒットとなった。その作品、MARCOARTの原点は89年からニューヨークやマンハッタンの街角に描き始めた壁画アート。タコのオリーを中心とするユニークなキャラクターとカラフルな色使いが人々を明るく元気にすると、ニューヨーカーの間で圧倒的な人気となったのだ。9.11のテロ後、ニューヨーク市長から正式に市民を癒すための作品制作を依頼されたほど、その力は高く評価されている。

マルコ氏は2011年の東日本大震災の後もニューヨーク代表として仙台市を訪れ、作品を宮城県に寄贈した。その作品は現在も仙台空港に飾られ、復興を願うニューヨークやMARCOARTとの友情のシンボルとなっている。11月5日(火)から石巻市で行われる子供のためのイベントでは、マルコ氏がゲストとして迎えられ、新たに大作原画1点、アクリルボード2点、サイン・シリアル入りポスター44枚を寄贈する。チャリティでお絵描き教室の講師も務める予定だ。

「2011年10月に来日した時は、津波被害のひどかった仙台の荒浜へ行ったよ。塩害で復興できるかわからない田畑を目の当たりにしてショックだった。今回はその後の様子を見に行けて嬉しいと思っている。届ける作品は、石巻市のマークを散りばめ、僕の大好きなキャラクターたちをのせたんだ。石巻と僕たちの友情がテーマさ。明るい色使いで子供たちに喜んでほしいと願って制作したよ」と、1時間に渡るインタビューで作品に込めた想いを熱く語ってくれた。

犬がホットドッグを食べている姿を描いた「DOG EAT DOG」など、言葉遊びをテーマにしたユーモアを含む作品もあり、大人も十分に楽しめるMARCOART。来春にはアメリカのトイザラスでグッズ発売の企画も進められており、ぬいぐるみなどの日本未発売グッズの輸入も検討されている。タコ、ネッシー、宇宙人や人魚などキュートで独創的なキャラクターは日本でも話題になりそうだ。ギャラリーでは一足先にマグカップなどの日本オリジナルグッズが手に入る。MARCOARTの日本公式ホームページでも販売中なので、チェックしてみて!【東京ウォーカー】

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