<その1>【11/16(土)ライブ!】元SPARTA LOCALSの安部が、2010年にHINTOを結成。バンドの状況と最新作について語った!

関西ウォーカー

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2009年SPARTA LOCALSを解散した安部コウセイが、2010年に結成したHINTO(ヒント)。今回インタビューにも出席してくれたギターの伊東真一もSPARTAから引き続き参加し、ドラムの菱谷“ビッツ”昌弘とベースの林束紗で活動してきたが、2012年年末に林が卒業をする。2013年年明け、安部の実弟であり元SPARTAのベースである安部光広が。その後ライブを重ね、今秋DVD付きニューシングル「AT HOME DANCER」を発表。まず9月にYou Tubeで解禁されたPVで観て、聴いたのだが…、インタビューでも語らせてもらっているが、思わずガッツポーズをした。今までのバンドキャリアを含め、一番良い状態にバンドが仕上がっていると確信ができた。

まず、イントロのギターリフからしてメロディーが踊っている…、そしてドラムとベースのリズムが乗っかり重厚感を増し、安部コウセイの言葉が歌として心地よく紡がれていく。とにかく体が勝手に疼きだし、笑顔しかこぼれない。インタビュー中でも触れているが、とにかくPVも素晴らしい。シングルで、ここまで伝えたい事が、聴きたい事が溢れ出てくるインタビューも珍しかった。このバンドには常にドラマがあり、そこにも触れられたインタビュー。是非、読んで頂きたい。

―まずは今年頭、元SPARTA LOCALSのベーシストで、安部さんの弟さんである光広さんが加入された事から教えてもらえますか。

安部「前任の林束紗が、指が腱鞘炎になって辞める事になり(2012年12月30日ライブを最後に卒業)、ベーシストおらんかなと思っていたら、そういう時って頭が働くので、一番パンチ力があって入っておもろいのは光広やなと。賛否両論巻き起こるけど、賛否両論があった方がいいと思って。真君(ギター伊東真一)に電話して、束紗の事と光広の事を両方言ったら、『情報量が多すぎるから、ちょっと待って。もう少し、沁みこませたい』と言われて。そっから、ビッツ(ドラム菱谷”ビッツ”昌弘)にも回したのかな。まぁ、光広とはよく釣りに行っていたので、ふんわりスタジオに入ってみるかと。『実はさ…』と切り出したら、何とも言えない顔をしていましたけど。『俺でいいと??』とは言われましたね」

―実際、伊東さん最初に聞いた時は、いかがでした?

伊東「最初聞いて、(安部)コウセイはフロントマンだから今立ち止まりたくないという多少焦りもあったかなと思いましたね。でも客観的にならないとと思ったので、『考えてみたら』と言いました」

安部「わりとケンカっぽくなったよね、その時は」

伊東「実際スタジオに光広と入ったら、楽しくて。曲も覚えてきてと言った曲より多く覚えてきてくれたりして」

安部「熱かった。『コイツ最高やな!』と思った」

伊東「ヤル気が嬉しくて、前のめりだったので、もう1回やりたいなと思って」

安部「過剰な感じが懐かしかった。スタジオに入った時もライブみたいな動きをしていたし」

―光広さんはSPARTAを解散した後に、楽器や機材は全て売り払っていたんですよね。

伊東「1回売り払っていたんですけど、手元に唯一あったベースがダサくて(笑)」

安部「今まで言わなかったのに、とうとう言ったね(笑)。ヘッドが超ちっちゃいヤツで、未だにどこかで投入させたがっていますよ(笑)」

―(笑)。もう、その日に決めた感じですか?

安部「うん、その日にやろうとなりましたね。ただ、3月の一発目のライブは緊張しました。一生忘れないくらい…。プレッシャーが半端なくて、素人みたいになって。まぁ、(お客さん)全員が全員ウエルカムじゃないので。結局、光広が加入するなら『最初から(SPARTAを)解散すんなよ』という気持ちになるのもわかりますし。だから、空回りしました」

伊東「光広が入るという選択をした以上、ハードルが上がっていたのはわかっていて。自分たちでハードルを上げていたというのもありますし」

―その状態から8ヶ月経ちましたが、はためから見ていると今、調子が良さそうに思えます。

安部「今、いい状態だと思いますね。冷静だし、シビアにも自分たちを見れてるし」

伊東「今は、風通しが良くて。曲作りをしている時とかもフラットな感じでやれているんじゃないですかね」

安部「今回も、今までのキャリアの中でクオリティーが良いものができたと思いますね」

―何が一番変わったと思いますか?

伊東「光広の素が出ているというか。光広自体がSPRTA時代と比べて、スタンスが変わったというか、柔軟になったというか。自我を押し出さなくなったという変化はあったと思いますね」

安部「やりやすくなった。あいつの3年間大きかったと思うんですよ。3年間辛かったんやろなとも思います」

―SPARTA解散からHINTOに入るまでの3年間ですよね…。安部さんは光広さん、どう変わったと思います?

安部「光広は素直すぎるんですよ、まぁバカなんで(笑)。現状に麻痺しやすいというか、現状を見失いやすいというか…、それが3年間でクリアになって、心の余裕が出来たというか。まぁ、いいベースをプレイするという目的がはっきりしていましたね。そうなると、俺もやりやすいし。昔は次男特有の『兄貴ばっかり!』みたいな変な対抗心があったのが、『兄貴のやりやすいように』とはっきり言葉でも貰えたりして…」

伊東「とにかく光広が変わったのがでかい。兄弟のぶつかりあいがなくなって、凄い兄貴を立てるというか、一歩引いたとこで見てるという役割を今は持っていて。それが無理をしている感じでもないし」

※【その2】に続く

【取材・文=鈴木淳史】

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