“映画もアートもその他もぜんぶ”「京都国際映画祭」が2014年初秋に開催!
関西ウォーカー
2014年初秋に、「京都国際映画祭」が開催されることになり、京都国際映画祭準備委員会の発足記者会見が、よしもと祇園花月にて行われた。1997年より隔年で開催されてきた「京都映画祭」の取り組みを引き継ぐ形で、来年の開催にむけて準備がスタートした京都国際映画祭。「映画もアートもその他もぜんぶ」をコンセプトに、“次世代を担う人材、才能”を発掘するプロジェクト“クリエイターズ・ファクトリー”を中心に、映画、ファッション、アニメ、パフォーマンス、音楽など様々なジャンルが楽しめる映画祭になるとのこと。
映画祭準備委員会の発足メンバーには、近年、映画やアートにも精力的に取り組んでいる吉本興業が参加。記者会見に登壇した吉野伊佐男・吉本興業会長は「京都で16年間にわたって開催されてきた京都映画祭は、上映作品に対する強い想いと、次世代に伝統を引き継ぐ使命感など含めて、特別な映画祭。京都の皆さんと京都らしい国際映画祭を目指したい」とコメント。京都映画祭では総合プロデューサーを務め、国際映画祭の準備委員会にも参加する中島貞夫監督は「国の内外、時代の新旧を問わず、面白い映画はどんどん上映していきたい。さらに、無声映画の弁士付き上映など、京都で培ってきた京都ならではの上映活動も続けていきたい」と意気込みを語った。そして映画祭の軸となる“クリエイターズ・ファクトリー”について映画プロデューサーの奥山和由は「(若い作り手に対して)高いところから点数をつけて序列を作っていくという評価ではなく、観客目線で作品と人材を選んでいく」と解説した。
会見には女優の名取裕子も登壇し、「若い世代の才能が、世界に向けて発信できる場が増えることは嬉しい」と映画祭に期待を寄せた。さらに京都映画祭から国際映画祭へと引き継がれる「牧野省三賞」のプレゼンターである俳優・映画監督の津川雅彦は「市民の皆さんには“京都が日本映画発祥の地である”という誇りをもって、映画を応援してほしい」と語った。また会見に駆けつけたお笑い芸人の鉄拳は「パラパラ漫画で映画祭に出展できればいいな」とコメントし、来年の国際映画祭開催に向けての抱負を語った。
【取材・文=関西ウォーカー編集部・鈴木】
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