やはり邦高洋低!年末年始に劇場で見たい映画第1位は?
東京ウォーカー(全国版)
Walkerplusが実施した「年末年始に見たい劇場映画ランキング」で、『永遠の0』(12月21日公開)が1位に輝いた。2位にはスタジオジブリの『かぐや姫の物語』(公開中)、3位には人気アニメのコラボ作品『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(公開中)が続いた。
第10回本屋大賞受賞作家の百田尚樹の処女作を原作とする『永遠の0』は、性別を問わず幅広い期待を集め、支持率21.6%で、アニメの話題作2作品を抑える結果となった。今夏の話題の中心で、2013年公開作品としては唯一興収100億円を突破している宮崎駿監督の『風立ちぬ』と同様、スタジオジブリの作品であり、高畑勲監督14年ぶりとなる意欲作『かぐや姫の物語』は、女性ランキングで支持率22.9%の1位で、『永遠の0』を僅かに上回った。一方、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』は、男性ランキングで20.5%の支持を集めて1位となっている。男女共に1位がアニメ作品にも関わらず、総合1位が人気小説を原作とする作品であることも興味深い。
また、総合4、5位には『劇場版 SPEC 結 爻ノ篇』(公開中、支持率16.2%)、『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年1月11日公開、支持率15.4%)がそれぞれ入った。いずれも人気テレビシリーズの映画化で、本作が完結編となっており、安定した支持率を示している。
洋画はトム・ハンクス主演で、実話をベースにした『キャプテン・フィリップス』(公開中)が支持率15.4%でようやく6位にランクイン。7位にブルース・ウィリスら豪華キャストで贈るシリーズ第2弾『REDリターンズ』(公開中、支持率14.4%)、8位にキアヌ・リーブス主演で真田広之など多くの日本人キャストが共演している『47RONIN』(公開中、支持率12.7%)と、洋画3本が続く。9、10位には『利休にたずねよ』(公開中、支持率12.6%)、『武士の献立』(公開中、支持率11.5%)と、時代劇作品が入った。ベスト10にアニメを含む邦画7本、洋画3本という結果は、近年の“邦高洋低=邦画強し”の傾向をはっきりと示している。この流れは2014年も続きそうだ。
年齢別期待度では、10、20代の1位が『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』。ただし、20代の支持率26.8%に対して、10代では41.8%と圧倒的で、より若い世代に受けていることが分かる。30代では『トリック劇場版 ラストステージ』(支持率21.7%)が、40、50代では『永遠の0』(各支持率24.8%、26.8%)が、60代では『利休にたずねよ』(支持率29.8%)が1位となり、世代ならではの特徴が顕著に出ていると言えるだろう。
今回のアンケートでは邦高洋低の傾向は変わらず、10代を中心にした若い層ではアニメ作品、30~50代では人気テレビドラマや人気小説が原作の映画化作品、60代では時代劇作品にそれぞれ人気が集まった。映画ライト層(年間に1、2本しか見ない層)が映画鑑賞者の約半数を占める昨今、2013年1月に公開された『テッド』(最終興収43億円で2013年上半期の総合3位)のように女子高校生も動員できるような洋画がないのは寂しいところだが、年末年始はゴールデンウィーク、夏休みと並び、映画を見るには絶好の機会だ。しかも1月1日(水)はファーストデイで、1000円で見られる(3D料金は別途要)ので、“映画はじめ”として気に入った作品を劇場で見ることを強くお勧めしたい。【Walkerplus/アンケート調査:eb-i】
■年末年始に見たい劇場映画ランキング(11月23日から2014年1月25日公開までの劇場作品)
実施期間及び方法:11月18日・19日、インターネット調査
有効回答数:6108人(男性3252人、女性2856人)
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