【追悼:やしきたかじんさん】関西ウォーカーゆかりの著名人よりメッセージ・コメント(その3) 桂 春蝶さん、平井浩一さん、池田由利子さん、西尾孔志さん、沖山欣也(PAPUA)さん
関西ウォーカー
「関西の視聴率男」として数々のTV番組に出演、長年愛された歌手・タレントのやしきたかじんさんが1/3に死去されました。64歳という早すぎる死に、私たち関西ウォーカー編集部からも哀悼の意を評します。また、関西ウォーカーに関わる各界の著名人からも、たかじんさんへの追悼とお礼のコメントが続々と届いていますので、ここで紹介いたします。
※掲載は順不同。
●桂 春蝶さん(落語家)
たかじんさんには春蝶襲名の時、様々なアドバイスをいただきました。
北新地に連れてってくださった折、酔いながらも「あのな、俺はいっつも胸いっぱいにやっとんねん、お前なんか若いんやからもっとチャッチャとブァーッとやれ!」って怒ってるような、微笑んでるような、味わい深い表情で言ってくださって…僕の宝物です。
その言葉の中には、成功への全てが詰まってるような気がいたします。
たかじんさん、これからも僕らの指針となり続けて下さいませ。
ありがとうございました。
●平井浩一さん(構成作家)
私が構成作家になって間もない頃に参加させていただいた番組が『たかじんnoばぁー』(読売テレビ)でした。
たかじんさんやゲストの皆さんに、自分が書いたコントを演じてもらえた時の喜びは忘れられません。
たかじんさんにオチの一言を「(おまかせします!)」というパターンもありましたが、爆笑の渦に巻き込んでいただきました。
たかじんさん、その節はお世話になり、ありがとうございました!
●池田由利子さん(番組制作会社・株式会社ピーキューブ 代表取締役社長)
たかじんさんが亡くなったニュースでタイムラインが溢れています。
彼の人間くさい魅力に惹かれた人は多かったと思う。強そうに見えてガラスのような繊細な精神の持ち主。
随分昔の話だけど、3カ月だけ、「たかじんnoばぁ~」という読売TVの番組のADをしたことがあります。チーフではなく、台本や弁当を配ったりの新人ADのする仕事でした。
プロデューサに「なんで私なの?」と聞くと「女だから」と言われた。「たかじんnoばぁ~」では、実際スタジオに本物のお酒を置いて、本番中にバンバン飲んでいた。1日に2本収録だったので2本目はベロベロに酔っ払っていた事が多かった。当時から、関西では怖いものが無いくらいの人気だったたかじんさん。よっぱらうと、ADを殴ることも多かったそうです。それで、暴れた時のために、当時少なかった女性スタッフとして私が借り出されたわけでした。「いくらなんでも、女なら殴らないだろう」という箏だったんですが、その保障はなかった。
一番覚えているのは、「アホ!こらっ!ついて来い!」と言われて読売テレビの男子トイレに連れていかれたこと。入り口で躊躇していると「アホ!何しとんねん。入って来い!」と言われて入ったら「ここで見とけ!」と言ってオシッコをしだした。
ただ、黙って見させていただいたけど、あれだけ至近距離で大人がオシッコしているのを見たのは、後にも先にもこの1度きり。さほどモノが立派だったわけではない。酔っ払っていて本人は何も覚えていらっしゃらないと思うけど、その時私は「この人、むちゃくちゃ寂しがりなんやな」と感じた。
彼にはいつも大勢の取り巻きがいて、思いどうりに人を動かす事ができたし、オベンチャラを言う大勢の人たちの中で実は、ものすごく寂しいのでは?と感じた。
パワハラ・セクハラが当たり前だった20年以上前の話です。今だったら大問題になると思うけど。この後、たかじんさんも変わったのかもしれない。ただ、本質的にはガラスのような精神で、自分で自分を壊しては周りを傷つける事も多かったように感じる。実際、それで去って行った人もいる。 でも、深く深く愛している人も多い。とても不思議な方でした。ご冥福をお祈りします。
※池田さんのFacebookより本人の許可を得て転載させていただきました。
●西尾孔志さん(映画監督)
若い頃は反発して嫌いだった大阪。歳を重ねるごとに許せたり好きになってきた大阪。
そのどちら側にもやしきたかじんさんは居て、テレビから『かかってこんかい!』とゲキを飛ばしてくれた。
僕にとって地元大阪の、こそばゆい存在。そんなたかじんさんに、僕がコテコテ人情の大阪に挑んで撮った映画を見せたかった。
ご冥福をお祈り申し上げます。
※西尾さんの大阪を舞台にした映画「ソウル・フラワー・トレイン」が全国順次公開中です。(編集部注)
● 沖山欣也(PAPUA)さん(日本コナモン協会 副会長)
大変残念な訃報でした。年明けに彼の元マネージャーであり、演出家のS氏とお会いして、回復の祈願の酒を飲み交わしたばかりなのに。
びっくりする事ばかりやなあ。年末には、32才も年下の女性と突然結婚してしまうし。兎に角、有名人なのに親近感がある楽しい人。
発想が柔らかいなあ。私の三つ上のお兄ちゃん。高校も近くやった。確かべいやんと同窓生やったかな。
今年はべいやんばかりでなく、たかじんの歌も歌おう♪やっぱ、好っきゃ麺~♪
※追悼コメントは随時追加し更新UPしております。下記リンクにも様々な方々のコメントを掲載しておりますので、ご覧ください。
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