【その1_3/18(火)~31(月)上演!】“地球ゴージャス”が結成20周年! 最新作「クザリアーナの翼」で作・演出・出演の岸谷五朗に直撃した!
関西ウォーカー
岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット“地球ゴージャス”が、14年に結成20周年を迎える。13作目の最新作「クザリアーナの翼」の記者発表が、岸谷・寺脇と10年ぶりの出演となる風間俊介を迎え、大阪・讀賣テレビで行われた。
物語は、4つの階級に縛られた架空の国“ジャメーリア”が舞台。様々な愛の形をはらみながら、未来のために命をかけて信念を貫く人間たちを描く壮大なヒューマンストーリー。
地球ゴージャスは、大阪に99年の3作目から登場。毎回話題の豪華出演者に、歌、踊り、アクション満載で笑いもある舞台は、今も非常に人気が高い。東京・名古屋・福岡と巡演し、大阪は大千秋楽。盛り上がりは最高潮だ。20年間、地球ゴージャスを寺脇と共に率い、作・演出も手掛ける岸谷五朗に話を聞いた。
Q:20年続けられていかがですか?秘訣は?
「20年経ったっていう感じが全然しないですね。前へ前へ追っかけようとしてるから早いのかなぁ、なんかアッという間で。その間、非常に貪欲に、でも慌てずに作品作りをしてきました。無理やり公演を打つのではなく、ほんとにその時代にやりたくなったものを、新作としてぶつけていく。それを続けられているということは、すごく幸せなことだと思います。だから、ひと公演ひと公演に魂があり、そこにお客様が来てくださり、20年間できてきたんだなぁと思いますね」
Q:変わったこと、変わっていないことは?
「無理やり変えようとしてないんですよ。寺脇と2人のユニットにしたのは、劇団という集団にしてルールを作るのがイヤだったから。変わりたいというものに関して、何も止めるものがない。地球ゴージャスはそういうユニットでありたいから、例えば寺脇がいない公演も打ってるし。そのつど、今一番ベストな方法で臨みたいっていうのが地球ゴージャス。だから、変わって来てると言われれば、多分いろんな流れや渦の中で自然に浮遊してきたからだと思います。その中で、変わらないというより、逆に固まって地球ゴージャスの色みたいなものが出来上がってきたのかもしれないね」
Q:地球ゴージャスとは?
「前から『地球ゴージャスってどういうものですか』って言われた時に、『エンターテインメントです』って答えていたんだけど、最近飽きてきてね。じゃあどう言えばいいんだろうって考えた時に、地球ゴージャスというジャンルの名前になることだな、と思った。エンターテインメントっていう言葉では、もう違うんだろうな。ミュージカルというのも違う、アクションコメディ、そういうもんでもない。そうか、『地球ゴージャスだったね』って言われることなんだなって。それが、何にも捕われずに作って来た成果につながるんじゃないかな、と思う」
Q:お稽古が長いんですよね?
「地球ゴージャスはどのカンパニーよりも稽古が長くて、2カ月ちょっとありますね。厳しい稽古ですが、今ほんとにいい状態で進んでいて、非常にいい仕上がりを見せています。オーディションで集まってくれたメンバーの実力もレベルアップをしていて、既にお客様に鳥肌を立たせる自信があります。今回は一つの国を表現する作品。人間の力が非常に必要なんです。エンタメとして群舞のレベルの高さというのは、日本の演劇の一番誇れるところだなと思っていて、演劇に於いてブロードウェイに対しても、日本人はみんなで揃えて一つの塊を作る力がすごく強いんですね。その群舞での表現というのは、地球ゴージャスで一番自信を持っているところかもしれません。そのために集まってくれたメンバーだと思っています。総勢約40名でおおくりする予定です」
※【その2】に続く
【取材・文=ドルフィンコミュニケーション】
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