ブス会*のペヤンヌマキの新作「男たらし」が千秋楽!

東京ウォーカー

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様々な角度から“オンナ”を描いてきたブス会*主宰のペヤンヌマキが、今回は女と男(ゲス)の物語に挑戦。舞台が出来上がるまでの苦労も含め、今作「男たらし」についてペヤンヌに語ってもらった。

「男を描くのは、女を描くときとちょっと別の感覚で大変でした。女性の時はどのキャラクターにも同様に愛おしい気持ちが込められているのですが、男性の場合、もちろん愛おしい気持ちは込められているのですが、愛憎入り混じっているというか…。でも基本的には男とか女とか関係なく人間自体に興味があるので、今後も描いていきたいと思っています」。一時は「男とは一生分かり合えない」とも思ったペヤンヌが40歳を前に、自身の経験を振り返っての作品ともいえようか。ブス(女)に対して、ゲス(男)。今作でいうゲスとは?

「ゲスにもいろんな種類があって、銭ゲバとか虚栄心が強いとか男尊女卑とか人間的にゲスな人もいれば、人間的にはいいけれど、恋愛関係においてのみゲスな面が見える人、など。ひと言で言うのはとても難しいですね。この作品を通して、観ていただいた皆さんに感じとっていただければと思います」。

前回に続き登場、今作のヒロイン内田慈は、紅一点。「男に囲まれている図が異様に似合う女優」(ペヤンヌ談)として、可憐に妖艶にオンナを見せつけてくれる。ゲスメンバーたちも精鋭ぞろい。無駄にいい声の古屋隆太(青年団・サンプル)は見事な腹筋も披露、女たらしの父親を嫌悪するクールな高校生を演じる大窪人衛(イキウメ)、可愛い年下キャラを装って女に近寄る元ホスト役の松澤匠、哀愁ともいうべきくたびれた感満載の金子清文、劇中では振り回される印象が強い佐野陽一(サスペンデッズ)…。「5名の男性キャストがみんなおとなしくて優しい方ばかりで、最初のほうはものすごく静かな稽古場でした。でも稽古が進むにつれて、それぞれ皆さんのいろいろな特徴が出てきて、面白かったです。ブス会は、役者さんを連れて衣装を買いに行くんですけど、荷物をたくさん抱えた衣装さんを見て、ヨシダ役の佐野さんが真っ先に『持ちますよ』と声をかけてくれたらしいです。衣装さんが『大丈夫ですよ』と3回断っても『いや僕が持ちます』と言って。今回のお芝居の中でまさにヨシダのそういうシーンを描いていたので、リンクしているなあと感じました」。

たくさんの男たちに愛される女と振り回される女、ペヤンヌ的にはどちらが理想なのだろう?「理想は愛されたいですが、それを望んでばかりいると結果的に振り回されることになりますよね」。回を追うごとに話題のブス会*「男たらし」は、いよいよ、2月4日(火)が千秋楽。ブスとゲスの欲望の行き着く先を見届けてほしい。【東京ウォーカー】

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