世界最古に、ナポレオンのオルゴール!あべのハルカスに集結

関西ウォーカー

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あべのハルカス近鉄本店では、スイスと日本の国交樹立150周年を記念し、2月6日(木)~12日(水)の1週間、京都嵐山オルゴール博物館の協力で世界中の貴重なオルゴールやオートマタ(自動人形)、約60点を一堂に展示する、「オルゴールの世界展」を開催。

同博物館はスイスのオルゴールを多数所蔵。中でも今回の目玉でもある1796年製造の「世界最古のオルゴール」は、オルゴール史上極めて重要なもの。時計職人アントワーヌ・ファーブルにより精密時計技術を応用して発明された、貴族が楽しむため宝飾品や調度品に内蔵された小型タイプ。豪華な金製の印章の内部にオルゴールを内蔵していて、上部にあるリング状の部分を回すことによって演奏が始まるというもの。

そして同博物館の館外初公開となる「ナポレオンのオルゴール付嗅ぎ煙草入れ」も登場! ナポレオン自らがオーストリア戦の勝利の褒美として、配下の将官に与えるために10点製作したもののうちの1点。この作品はその煙草の葉を入れるケースに放射状に配置された櫛歯を、突起のある円盤が回転してピンを弾いて演奏する仕組みになっている。

また、19世紀に西洋で作られたオートマタ(自動人形)は、日本の「からくり人形」とは違い、オルゴールを内蔵しており音楽とともに動くのが特徴。金属のギアなど小さくて精巧な部品が多く目立ち、動きも細かく、物語性を持つ作品が多数作られた。貴族を皮肉った「猿」や当時のエンターテイナーであった「道化師」をモチーフにするなど、当時のヨーロッパの歴史的背景も映し出した、非常に貴重な作品の数々も展示する。

中でも「猿の弦楽団」は、フランスの王妃マリーアントワネットが所有していたオートマタに、彼女の死後、下部にオルゴールが取り付けられた作品。猿の室内弦楽団の姿は当時の宮廷文化の華やかさを物語っており、室内には大きな鏡が置かれ、背景の屏風や楽団の衣装には派手な金の装飾がみられる。

そのほか、会場ではオルゴールの販売コーナー、好きな曲が入ったCDや楽譜を預かってオリジナルのオルゴールを作成する「オーダーメイドオルゴール」(有料)、壊れたオルゴールを無料で診断する「オルゴール病院」も特設する。※修理は有料

優美な世界を博物館の専門スタッフが作品解説を交えて届ける「オルゴールの世界展」。多種多様で貴重な秘蔵のコレクションの数々を展示する、この機会をお見逃しなく!

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