【その2】Nao Yoshiokaが4/30(水)にビルボードライブ大阪でライブ! アメリカでの賞賛やデビューアルバム「The Light」など、その素顔とは?
関西ウォーカー
※【その1】の続き
_昨年は1stアルバム『The Light』もリリースされて、こうしてひとつのアルバムという形になったことで、また思いも変わってきましたか?
「そうなんです。『自分の音源を出す』というのはずっと願っていた夢の第一歩で、これまでずっとこの日を待ち望んでいました。それがいま現実として叶ったことで、今までは自分が勇気づけられて助けてもらうばっかりだった音楽を、今度は伝える側としてどこまで届けることが出来るのかと考えています」
_アルバムの1曲目がNina Simoneの『feeling good』のカバーだったのが最高でした! 私はこの曲が本当に好きで、Naoさんのカバーでまたしびれてしまいました(笑)。
「本当に!嬉しいです!私の中では、この曲は『朝陽』のようイメージなんですよね。たぶん黒人奴隷制度解放運動の頃の歌なのですが『It's a new dawn.It's a new day.It's a new life…』という歌詞の部分が特に大好きで。新しい日々、新しい人生が始まるっていう、すごく希望を感じる曲で。この曲をアルバムの1曲目に入れるというのは、私自身はもちろん、スタッフ全員満場一致で決まりましたよ(笑)」
_『The Light』では歌詞も手掛けられていますが、カバーと自作の詩を歌うのでは、やはりモチベーションも違ってくるものですか?
「やっぱり、歌詞と自分自身の人間性は同じじゃないといけないと思うんです。なので、カバーにしても自分の人間性に合うものだったり、その時の自分のなかにある感情や考察に沿ったメッセージがこもった曲を選んでいますね。オリジナルでもカバーでも自分のメンタリティと重なる歌を歌いたいので。アルバムでは、コラボレーションしたアーティストの方にもしっかりコンセプトを伝えたうえで制作できましたし、『THE LIGHT』は特に自分が伝えたいことを投影できた曲なんです。”一筋の光さえあれば、私は自分を見失わずに頑張って生きていける”という内容なのですが、私自身、この曲を歌いながらよくウルウルきてます(笑)」
_笑。シンガーという立場である自身の気骨や指針になっているものは何でしょうか?
「“人間らしさ”が自分にとっての希望なんです。自分が駄目になってしまっていた時期に見たかったものが、その“人間臭さ”みたいなもの…不完全でも希望を失わずに進んで行ける力となるものを見たかったんです。その頃に自分が見たかったものこそ、自分が表現すべきものなんだと思っています。私は自分のことを猪みたいな人間だと思っていて(笑)、本当に前に突き進んでいくことしかできないんです。『世界で活躍できるアーティストになる』ということをずっと夢見ているのですが、『魂を込めて歌う』という私の一番の長所を、ありのままの姿で進んでいきたいです」
_地元大阪でのライブも決定しましたね。
「もうめっちゃ楽しみですよ! 東京で開催したワンマンリリースパーティーでのメンバーと一緒に『今の自分を全部出し切ろうの会』にしようと思っています(笑)。自分のいまの可能性をすべて曝け出していくつもりです(笑)」
【取材・文=三好千夏】
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