これを読んで劇場に行けば『ホビット』がより深く楽しめる!
東京ウォーカー(全国版)
2月28日より公開されている『ホビット 竜に奪われた王国』は初週興行成績1位を獲得、2週目も2位と快調に数字を伸ばしている。本作はJ.R.R.トールキンが1937年に発表した著作「ホビットの冒険」をベースにした3部作の第2部に当たり、また「ホビットの冒険」はファンタジーというジャンルを確立したであろう「指輪物語」の前日壇でもある。世界で最も高い人気を誇るシリーズの1つでもある「指輪物語」は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(2002~2004)として映画化されたことは周知のこと。特に3部作最終章『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2004)は第76回アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめ11部門ノミネートで全部門受賞という大記録を打ち立てたことでも有名だ。
原作である「ホビットの冒険」はもちろん読んでおきたい1冊だが、そんなホビットに関する本がもう1冊ある。それが「トールキンの『ホビット』を探して」(原題:Exploring J.R.R.Tolkien's The HOBBIT)だ。著者はワシントン・カレッジ英語科のコリー・オルセン教授。オルセン教授が開設したiTunes Podcast版「The Tolkien Professor(トールキン教授)」は、何と1年間で100万ダウンロードもされるほどの人気ぶり!同書は原作と同じく19章の展開に寄り添いながら、オルセン教授が「ホビットの冒険」の成立から「指輪物語」誕生までの秘話、個性豊かなキャラクターの驚きの人物造形、物語に込められた仕掛けやメッセージを愛情とユーモア、そして鋭い考察力で描き出している。
「ホビットの冒険」のみならず、原作者であるトールキンの物語世界がぐんと広くかつ深くなるという、まさにファンにとって必読書であり、同時にまだ「ホビットの冒険」を読んだことがない人も、この1冊で物語の世界が堪能できてしまうのだ。
現在公開中の『ホビット 竜に奪われた王国』鑑賞前に、是非とも原作と合わせて、「トールキンの『ホビット』を探して」を読めば、映画がより深く楽しめること間違いなしだ。そして、映画鑑賞後に再度読み返して、完結編となる映画第3弾『ホビット ゆきて帰りし物語』(日本2015年春公開予定)に備えておきたい。【Walkerplus】
この記事の画像一覧(全15枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介