柄本佑&時生の兄弟ユニットが念願の作品に挑む

東京ウォーカー

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俳優・柄本明を父に持つ柄本佑(たすく)&時生(ときお)兄弟による演劇ユニット“ET×2”。2008年に結成してから、これまで3回の公演を重ねてきた彼ら。そして、第4回公演となる今回は、結成以来の念願だった作品「ゴドーを待ちながら」に挑む。

アイルランド出身でフランスで活動した劇作家サミュエル・ベケットによるこの作品は、1953年の初演時は評価は高くなかったが、徐々に注目を集め、その5年後には20言語で翻訳されるまでの人気となった。そして、世界中の作家たちに大きな影響を与えると共に、現在でも20世紀を代表する戯曲の1つに数えられるほどの作品だ。

この物語の舞台は、木が1本立つ田舎の一本道。そこにいるウラジミールとエストラゴンという2人のホームレスは、それぞれゴドーという男を待っている。ゴドーに会ったことのない2人が他愛もない会話をしていると、縄につながれたラッキーとその主人ポッツォが現れ、主人の命ずるままにラッキーは踊ったりするが、「考えろ」と命令された途端に哲学的な演説を始める。彼がゴドーかと期待した2人だったが、ポッツォたちは去ってしまい、後から来た少年にゴドーが来ないことを告げられてしまう。

今回は、柄本佑&時生の2人に加え、綾田俊樹、山根博といった劇団東京乾電池のベテラン俳優らが脇を固めている。そんなベテラン俳優たちと共に、若手俳優の注目株として、ドラマや映画、舞台などで父譲りの渋い演技を見せる2人が、この難解な不条理劇の傑作をどのような解釈で演じるのかは見逃せないポイント。さらに、これまでの公演と同様、兄弟ならではの息の合った間合いの演技にも注目したい。約200席という小規模劇場で繰り広げられるだけに、自身らが熱望した作品を演じる2人の熱気が間近に感じられるはずだ。【Walkerplus】

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