時代とジャンルを超える偉才の交感!建築家・ガウディの世界に漫画家・井上雄彦が迫る特別展

東京ウォーカー(全国版)

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日本とスペイン両国で開催されている「2013-2014 日本スペイン交流400周年」のファイナルとなる「特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-」が7月12日から9月7日(日)まで、森アーツセンターギャラリーで開催中。開催に先駆けて7月11日に井上雄彦氏が会見を行った。

アントニ・ガウディは、19世紀から20世紀にかけてバルセロナを中心に活動した建築家。1882年の着工以来、今も作り続けられているサグラダ・ファミリアをはじめ、グエル公園、カサ・ミラなど、数々の独創的な作品を手掛けた。一方の井上は「SLAM DUNK」「バガボンド」など日本を代表する漫画家。本展覧会では、スペイン・カタルーニャ工科大学の監修で、バルセロナの各関係機関より出品される素描、設計図、模型、家具等、貴重な資料約100点からガウディの偉業を紹介するとともに、井上が資料だけでは伝えきれないガウディの人間像やその世界観を鋭い観察力と創造力で描き下ろした40点の作品も展示する。

井上氏は、2011年にガウディをモチーフにした創作ノート「pepita 井上雄彦meetsガウディ」を発表。その仕事でバルセロナを訪れて以来、ガウディの世界に引き込まれていったという。展覧会場内、世界遺産に登録されている「カサ・ミラ」の模型の前に登場した井上氏は、「最初のインパクトや建物自体のインパクトは皆さんが思われるように、ものすごいものがあるのですが、その奥にあるものは何だろうと感じました。ガウディという人をもっと見てみたいと思った」とガウディの世界に入り込むことになった理由を語った。また今回の展覧会に向けての創作活動の一環として4月に1ヶ月間バルセロナに滞在。「ガウディのことを勉強して感じた中で表現したいことはたくさんあったが、僕とガウディとで重なることがあるとしたらこれじゃないか……というものを最終的には描き上げました」と述べた。

今回のプロジェクトで自身の活動に何か影響することがあったかとの質問には、「和紙に描いたというのが大きな点だった。和紙に墨で描くので、墨を擦るのですが、墨を擦る行為は現代の時間の流れだと面倒なこと。墨を擦っている時間はただ単純な作業なので、気付くことがあるし、自分と向き合える。余計な考えが落ちていく。絵にもそれが反映される。(絵を描くという)実践の前と後がものすごく大事であることに気付いた。そういうことを今回学べた良い機会になった」と語った。【東京ウォーカー】

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