＜その2＞スパガ新曲お祭りトーク！メンバーも不安だった異色のアイドル音頭　

＜その1＞より続く

――他のメンバーの様子はどうでした？

勝田「みんな楽しそうだったね。まだ夏祭りのシーズンには早いじゃないですか。だから浴衣を着て、夏祭りのセットとか、金魚すくいや射的があるシチュエーションで、今年の夏、誰よりも先取りして夏祭りを楽しめたんじゃないかなって。お仕事なんですけど、楽しみつつ撮影できたから、みんな大はしゃぎでした」

志村「素の笑顔だったんじゃないかなって思います」

勝田「金魚すくいしているところの画を私たちも見ていたんですけど、みんなすごく楽しそうで。真剣にやってたよね(笑)」

前島「私と渡邉ひかると田中美麗と内村莉彩の4人だったんですけど、新メンバーの内村が意外と上手くって。『2000年生まれにして、なかなかやるな！』とか心の中で思ったり(笑)。ひかるちゃんが普段おっとりしてるのに、金魚を獲りたいって思いが強かったみたいで、頑張って動きが早くなってて、いいなって思いました(笑)」

志村「あと、木村ひさしさんが撮ってくださったことでドラマ仕立てにもなっていて、演技をしている部分もあったりするので、エンドロールまですごい凝ってて。最初から最後まで余すことなく面白いミュージック・ビデオになっていると思います」

――ドラマ仕立てとは、どういう感じのものに？

志村「スパガの現実とリンクする部分もあるんですけど、新メンバー3人がなかなかダンスとかで上手くできなくて落ち込んでる時とかに、『笑顔は連鎖するから、笑ってれば大丈夫だよ』っていうような、元気づけられる演技になっているんです」

前島「曲中のイメージ映像ではなくて、ミュージック・ビデオの前後にドラマが入っていて」

勝田「アニマル浜口さんのことを、『あの笑顔のおじさん見た？見たら幸せになれるんだよ』って感じで」

前島「アニマルさんも面白い登場の仕方をしていただいているんですよ」

勝田「要所要所に登場されるので、細かいところまでチェックしていただきたいです」

志村「完成したミュージック・ビデオは、7月下旬にファンの方と一緒に初めて見るので、それもすごくドキドキしています」

勝田「まだ私たちも見られてないから、気になるよね」

志村「ファンの方ももちろん初めて見るし、私たちもファンの方もどういう反応をするのか分かんないので、ワクワクと不安と」

勝田「そうなんですよ！ファンの方のほうが多く映ってたら、私たちが映るのが少なくなるから、それはちょっと悔しいなと思いつつ(笑)。ファンの方よりは映っていたいです(笑)」

志村「でもこうやってファンの方に出演していただくことで、一緒に作り上げたっていう感じがすごい出ていて。ファンの皆さんも私たちも、この曲に対する思い入れがより深くなるんじゃないかなって思います。今までスパガは、王道のアイドルらしい曲を歌っていたから、前回のシングルの『花道!!ア～ンビシャス』を最初に聴いた時も、結構驚きがあったんですよ。でも今回は、『花道!!ア～ンビシャス』を超える驚きがありましたね。アイドルで音頭っていうのが最初はピンと来なくて、どうなるのかなって思って。でもできたものを聴いてみると、サビの部分はやっぱりスパガらしい楽曲になってたり。最初にスパガらしくないなって思っても、私たちが歌って『これがスパガらしさです』って言ったら、結局スパガらしくなるんだなって。

前島「音頭風にすると聞いてから、どんな曲になるのかなと思ったら、100％音頭だったから最初は本当にビックリしました。毎年、夏曲は力を入れて頑張らせていただいているんで、『え、これ!?』って思ったんですけど、サビでは曲調がガラっと変わって一気に華やかになって。そういう今までのスパガの良さと、新しいチャレンジがすごく見えて、すごい面白そうだなって思いました」

勝田「正直、最初はすごい不安でしたね(笑)。これ聴いてもらえるかなっていうのが」

志村「そう、ファンの方に受け入れてもらえるのだろうかっていう心配がすごいありました」

勝田「私もぶっちゃけ受け入れるのに時間かかりましたし(笑)。でも、ずっと聴いてたら段々しっくりしてきて、口ずさんじゃうくらいになったので、ファンの方にもたくさん聴きこんでもらえたら、どんどん好きになってもらえるんじゃないかな」

＜その3＞に続く【東京ウォーカー】