札幌初の国際アートフェスティバル「札幌国際芸術祭2014」開催
北海道ウォーカー
北海道に開拓使が置かれて約150年。札幌を中心に北海道は現代に至るまでインフラの整備や近代化で変わり続けてきた。札幌国際芸術祭では「都市と自然」をテーマとし、アートを通して、都市の近代化によって失われたもの、変わらないもの、今後共生していくための都市のあり方や経済、暮らしを問い、観客が見つめなおすきっかけを創出している。
期間中、地下歩行空間では液晶ディスプレイを使った「光るグラフィック展」in札幌や、行き交う人々の数を計測したデータで十数台のドローイング・モジュール「yang02」など無料で体験可能。
北海道近代美術館で最初に目にするのが岡部昌生氏の作品。炭鉱の坑道を思わせるトンネル状の入口を潜り抜けたその先には一面に広がる赤い壁。床に反射した圧倒的な空間の中、観客は飲み込まれるような感覚に。常設展示室の白壁を黒にすべて塗り替え、床に敷き詰めた北海道夕張炭鉱遺構のドローイングの上を強化ガラスで覆い、観客がその上を歩いて鑑賞。観客が作品と一体化する空間となっている。
そのほか先住民族アイヌの神事「カムイノミ」が、先日オープンしたての北3条広場で実施されるなど、現代の生活の中で見ることができなくなった文化をこのイベントを通して再確認することとなった。【北海道ウォーカー】
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