目隠し状態で2時間食事!?ちょっとだけ怖い“暗闇晩餐会”を体験してきた

東京ウォーカー(全国版)

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東京都文京区にあるホテル椿山荘東京では、「目隠しをして、暗闇の中でフルコースを食べながら怪談話を聞く」という風変わりなイベント「暗闇怪談 powered by クラヤミ食堂」を、8月10日(日)まで開催中だ。美味しい料理と面白いイベントに目がない記者は、さっそくこのイベントを体験してきた!

「こどもごころ製作所」が実施し、数々のメディアで注目を集めている「クラヤミ食堂」プロデュースによる同イベントは、ホテル椿山荘東京では初の取り組み。参加者は目隠しをしてテーブルにつき、全7話の怪談話と、それに合わせた7品(口直し含む)の珍しいオリジナル料理を楽しめる(※料金1人1万2000円)。

参加者はまず始めに、会場の前で、完全に視覚を遮断する特製アイマスクを装着し、スタッフのサポートによって移動する。記者はこの時点で普段は感じないほどの恐怖感を覚えた。列を作り、前の人の肩に手を置いて、座席までゆっくりと進んでいくのだが、どんな道を歩いて、どんな椅子に座ったのか、何も分からないことが怖いのだ。

なんとか席につくと、まずは周囲の参加者と自己紹介&乾杯をするようにアナウンスで促される。目が見えない中で、お互いが話し出すタイミングを見計らいながら、記者も自己紹介を終え、乾杯をした。とはいえ、なかなか前方の人の手が見つからない…など、小さなハプニングにいちいち混乱してしまった。

怪談の朗読にも少々怯えながら、ときどきクスッと笑えるコミカルな話に出会い、胸をなで下ろす。最も楽しかったのは、美味しい料理を堪能しながら、それぞれに使われている食材を当てていくことだった。同じテーブルについたメンバーとはすぐに打ち解けたので、「これは何の野菜かな?」「味付けは何だろう」と、会話が弾みっぱなしだったのだ。

ただ、料理好きの記者も、如何に舌が頼りないか、ということを痛感させられた。味覚に記憶があるものでも、視覚のヒントがないと、パッと食材の名が思い出せないのだ。普段の食事の際には、五感全てをフル活用して味わっていたのだな、ということを再認識した。

ちなみに、コースにはスパークリングワイン、赤・白のワイン、ソフトドリンクのフリードリンクも付いていた。面白かったのは、知らない間にドリンクが注がれるため、自分が飲んでいる量を把握できずに、早いタイミングで酔っ払い始めた人がいたこと。「これは何杯目だっけ?」と、慌てている参加者の声があちこちから聞こえた。

最後に、一部始終を撮影していたカメラマンに、イベントがどんな様子だったか聞いてみると、「皆さん、最初は緊張でガチガチだったけど、テーブルのメンバーと打ち解けるのが早くてビックリしました。また、常に何かを探りながら、手を恐る恐る動かす様が面白かったですね。普通に考えれば取るに足らないような出来事に笑いが起きたり、参加者の反応を見ているだけで、あっという間に2時間が経っていました(笑)」とのこと。確かに記者も、自分が周囲から見えていないことをいいことに、いつもより積極的になっていたと思う。

視覚以外の感覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚をフルに使って体験する、夏の一夜にふさわしい、ちょっとだけ怖い“美味しい大人の晩餐会”。女性1人での参加者も多く、ドレスアップして来場している人も目立った。すでに問い合わせが殺到しており、8月末〜9月末にかけての追加公演も決まったとのこと。非日常での出会いによって、男女が結ばれる可能性も上がるかも?【東京ウォーカー】

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