第7回横浜学「横浜と英国」を開催
横浜ウォーカー
横浜の魅力を再発見すべくスタートした、関東学院大学と横浜ウォーカーのコラボ企画「横浜学」。
第7回となる講義が6月22日に「横浜と英国」をテーマに開催された。明治以降、海外諸国において日本と深い関わりを持ってきたイギリス。その中で日本の窓口として相互の文化流入出の場となった横浜との関係を「都市計画」「スポーツ」「皇室」の3つのテーマで解説した。今回も横浜の文化に関心の高い、幅広い年代の多くの受講者が訪れた。
個別講義では、関東学院大学名誉教授で、英国史、港湾史を研究している小林照夫先生が、港都横浜のプランナーとして名を馳せた、2人の“お雇い外国人”ブラントンとパーマーの活動を紹介。ブラントンの功績は灯台の建設で、全国に26もの灯台を建設。パーマーは横浜港を本船が接岸可能な桟橋に改築するなど、横浜の建設に尽力した。
続く、関東学院大学文学部比較文化学科准教授で、イギリスのスポーツと身体文化、ジェンダーを専門とする岡田桂先生は、横浜を媒介に交流した英国のスポーツと、日本の柔術の歴史を解説。英国スポーツの代表格、クリケットが横浜公園の完成と共に盛んになる様子や、反対に19世紀末には横浜から柔術が英国へ渡り、爆発的に流行した事例を豊富な資料でたどった。
最後は関東学院大学文学部比較文化学科で近現代英国政治外交史を専門とする君塚直隆先生が、イギリス王室と日本の皇室の交流の歴史を紹介。日本最初の国賓であった、1869年横浜港に来日した英国ヴィクトリア女王の次男アルフレッド王子から続く、戦前、戦後の王室との関係性を解説した。【横浜ウォーカー】
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