【9/20(土)公開!】映画「がじまる食堂の恋」で主演の波瑠にインタビュー
関西ウォーカー
映画「NANA」や映画「黒執事」などを手がけてきた大谷健太郎監督が、沖縄県名護市の美しい自然に囲まれた町を舞台に、複雑に絡み合う男女4人の恋愛を描いた最新作「がじまる食堂の恋」。東京から来た旅行者と、名護に帰郷した元恋人との間で心揺れるヒロイン・みずほを演じるのは、今注目の女優・波瑠。本作が映画単独初主演となる彼女に作品への想いを語ってもらった。
―今回、初主演として抜擢された時の率直なご感想をお聞かせください。
「大谷監督とは一度お仕事をさせてもらっていたので、全くプレッシャーは感じなかったです。自分のやるべきことを一生懸命やっていこうという気持ちになりました。主演としてみんなを引っ張るどころか、私が周りの皆さんに助けてもらっていましたね(笑)」
―大谷監督はみずほを大人の女性に共感してもらえるような女心を持つヒロインと仰っていましたが、波瑠さんから見て、どのようなキャラクターだと思われますか?
「おばあの食堂を受け継ぎ1人で切り盛りしているので、しっかりとした女性という印象を持ちました。でも恋愛になると過去の辛い経験から臆病になってしまう部分があるので、そういうところは不器用でかわいいなと思いましたね」
―みずほとご自身との間に共通点はありますか?
「不器用なところは私に似ているかもしれませんね(笑)。あと私も自然が好きで、のびのびと暮らしたい方なので、みずほのような生活を送ったら、きっと気持ちいいだろうなと感じました」
―ひょんなことから、みずほと偽りの恋人を演じる、小柳友さん扮する隼人の台詞が印象的でした。波瑠さんの中で心に残っている台詞はありますか?
「隼人の『あなたの恋人になりましょうか?』という台詞が好きです。心にグッとくるものがありますね」
―名護での撮影はいかがでしたか?
「1月、2月の寒い東京から抜け出せるという気持ちがあったので、名護での撮影はうれしかったですね。私は自分の家が大好きなので、あまり地方に泊り込むのは好きではないのですが、地元の方々が優しく迎え入れてくれたので、とても居心地がよかったです。撮影中はみんなで合宿しているような感じで楽しく過ごせました」
―名護での撮影で大変だったことはありますか?
「あまり日数のない中での撮影だったので、天気に恵まれない時は大変でした。晴れの日にホースで雨を降らせたり、大雨の日にカメラに雨が映らないように撮影したこともありましたね」
―名護の町おこしを目的としたプロジェクトとして制作された本作ですが、撮影中、地元の方々と交流する機会はありましたか?
「地元のみなさんに温かく歓迎してもらえてうれしかったです。撮影中も全然知らないおばちゃんがスタッフの中にまぎれていたりして面白かったですね(笑)。エキストラで参加された地元の方々をはじめ、名護の人たちの協力があったからこそ完成した映画だと思うので、とても感謝しています」
―名護での撮影を終えて、ご自身の中で何か変化はありましたか?
「名護の過ごしやすいゆるやかな生活に慣れてしまっていたので、東京に帰った時は寒くてしばらく現実に戻れなかったですね。夢から無理矢理起こされた気分でした(笑)」
―それでは最後に読者に対してメッセージをいただけますでしょうか?
「私たちが演じた4人の男女の繊細な心の揺れに目を向けてもらって、観賞後に何かを感じてもらえるとうれしいです。また名護の美しい自然にも注目してもらいたいですね」
【取材・文=リワークス】
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