【WEB連載・鉄道アーティスト小倉沙耶の「鉄のさんぽ道」】第3回「今アツい!『ひめじの官兵衛1dayパス』で姫路へいこう!」

関西ウォーカー

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平成の大改修により長らく覆われていた囲いが取り除かれ、美しい白亜の壁が姿を現した姫路城。そして、大河ドラマ「軍師官兵衛」効果もあり、今アツい街が姫路です。そんな姫路を、おトクにめぐるきっぷがあるのを皆さんはご存知ですか?

その名は「ひめじの官兵衛1dayパス」!このきっぷを使えば、姫路城や黒田官兵衛ゆかりの地などへ気軽に足を運ぶことができます。

私鉄や地下鉄から山陽姫路駅までが1日乗り放題になるほか、大河ドラマ館の入場券、神姫バス1日乗車券の100円割引券がセットになっています。詳しい地図の載ったパンフレットも同封されているので、とっても便利ですよ。

新開地で乗り換え、煌めく瀬戸内海に癒されているうちに山陽姫路駅へ到着!

姫路城を見学した後は、南側の家老屋敷跡公園に建つ、1年間限定オープンの大河ドラマ館へ。ここでは、実際に使用された衣装や小道具が展示されているほか、土牢や居室などのセットなど、ドラマの雰囲気を存分に体感することができます。

さて、せっかく山陽電車が乗り放題なのですから、列車に揺られて黒田官兵衛ゆかりの地へ行ってみましょう。

やってきたのは山陽姫路駅から各駅停車で4駅の妻鹿駅。ここには天正13(1585)年に国府山城で亡くなった官兵衛の父、黒田職隆の墓所があります。どこかのんびりとした、懐かしい雰囲気なのは、この墓所が住宅地の中にあるからかもしれません。ゆったりとした気持ちで手を合わせました。

妻鹿駅近くにはさらに、母里太兵衛(もりたへえ)生誕の地があります。母里太兵衛(母里友信)は、民謡「黒田節」の一節「酒は呑め呑め 呑むならば~♪」のモデルとなった人物。酒豪として知られ、黒田節では、酒を飲み干した褒美に名槍「日本号」を貰ったエピソードが歌われています。お酒好きな方はぜひ行ってみてくださいね。

気が付けば夕方。妻鹿駅は播磨五川のひとつである市川の東岸にあり、夕暮れ時は列車と夕陽を絡めた写真を撮ることができます。

今回は官兵衛ゆかりの地を巡りましたが、姫路にはかつて手柄山まで走行していたモノレールの展示室やその遺構など、鉄的楽しさもいっぱい!「ひめじの官兵衛1dayパス」の発売・有効期間は、大河ドラマ館の開館期間と同じ、来年1月10日まで。期間中にぜひどうぞ。

【文・写真=小倉沙耶】

<小倉沙耶(こくら さや)さんプロフィール>

1980年3月30日生まれ 愛知県豊橋市出身・大阪府在住

幼少より、母の実家である長崎に帰省するため親子で寝台特急「さくら」に何度も乗車、鉄道の持つ旅情に惚れこみ、鉄道愛好家となる。2002年より「鉄道アーティスト」として活動開始。テレビ・ラジオ出演や雑誌執筆のほか、鉄道イベントの司会や企画、シンポジウムでの講演なども行なっている。

※公式サイト、ブログは以下リンク参照。

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