2015年版ミシュランガイド関西、人気のビブグルマンも掲載増

評価を星の数で表すことで知られ、世界的に影響力のあるガイドブックとして有名な「ミシュランガイド」の関西版が、10月23日ついに発売される。

京都・大阪・神戸・奈良を対象に厳選した飲食店・レストランと宿泊施設を紹介した「ミシュランガイド関西2015」は今年で発行6年目を迎え、今回掲載される施設は432軒となった。

発売に先がけ、大阪のホテルで開催された出版記念パーティには、日本ミシュランタイヤの代表取締役社長ベルナール・デルマス氏が出席し、「ミシュランガイドで関西の魅力を新たに発見し、大切な方と素敵な時間を過ごしていただきたい」とスピーチした。会場には、京都の老舗料亭 菊乃井本店の村田吉弘氏をはじめとする有名店のシェフなど、華やかな顔ぶれがそろい出版を祝った。

2015年版は、世界的に注目を浴びる日本料理を中心とし、寿司や蕎麦、天ぷら、串揚げ、おでんなどの和食カテゴリが全体の6割を占めている。同時に、昨年初登場し人気の「ビブグルマン」を引き続き掲載することで、フランス料理やイタリア料理など、幅広いラインナップもそろっている。ビブグルマンとは、5000円以下のコストパフォーマンスの高い食事を提供する、調査員おすすめの店を表したもので、今年は13軒が初登場、全84軒の飲食店・レストランがセレクションされ期待が膨らむ。

星が並ぶミシュランガイドといえば高級店が紹介されているイメージもあるが、良質な料理を手頃な価格で楽しめる店もラインナップされているとなれば、手に取りやすい。味覚の秋、ミシュランガイド本来の目的である、美味しい料理を味わうために旅行する贅沢なひとときを過ごしてみたい。