レトロで魅惑的な“たばこデザイン”の世界

東京ウォーカー

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4/18にリニューアルオープンした「たばこと塩の博物館」(東京・渋谷)で、“激レア”なパッケージが一堂に会した「デザインの力 たばこにみる日本デザイン史」が開催されている。

今では商品の「顔」として重要視されているパッケージデザインだが、一番最初に注目したのは明治時代のたばこ商なのだとか。

「その当時、まだ日本には“デザイン”という概念がなく、『絵模様』を印刷したパッケージが多かったんですよ」とは、「たばこと塩の博物館」の袰地(ほろち)さん。「当時は伝統的な日本の『絵模様』と、洗練された外国の『デザイン』が出回り、百花繚乱ともいえるパッケージの数々が多く登場したんです」

そんな見ごたえたっぷりの“たばこパッケージ”がそろう同展覧会だが、その中でも、記者一番の注目が、「レイモンド・ローウィによる『ピース』の試作品」だ。

レイモンド・ローウィとは、「口紅から機関車まで」と冠がつくほど世界的に有名なインダストリアルデザイナー。彼がつくった白ハトのデザインは、今でも「ピース」の“顔”なのだが、今回はなんと、その試作品9点を間近に! 「ピース」の文字だけがデザインされたものや、リーフがデザインされたものなど、世には出なかったものもあるが、完成度の高い作品ばかりなのだ。

他に、昭和41年〜43年に作られた「万国博覧会協賛 広告付きハイライト」も面白い。ハイライトのパッケージには、「新ブルーバード」や「コロムビアのカラーテレビ」など、懐かしい広告が印刷されており、レトロの魅力たっぷりで見ているだけでもワクワクすること間違いなしだ。

たばこパッケージの魅力を存分に味わえる「デザインの力 たばこにみる日本デザイン史」。最近は、何かと風当たりの強くなったたばこだが、パッケージの魅力は愛煙家でなくても楽しめるはず。ちなみに、リニューアルされた「たばこと塩の博物館」には、オープンカフェ「セボンプラージュ」も誕生。入館者以外も利用できるので、散歩がてら立寄るのもオススメだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】

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