キレイをずっとキープ!赤ワインの驚き成分とは?
東京ウォーカー(全国版)
11月20日(木)、ボジョレーヌーボーが解禁!一般的に“ワインは体に良い”といわれているが、果たして本当なのだろうか?アメリカ・ハーバード大学などの医学部客員教授として活躍している、医師で医学博士の根来秀行氏にワインの効用について聞いた。【東京ウォーカー】
――ワインが体に良いって本当ですか?
「そうですね。特に赤ワインには、フラボノイド、アントシアニン、カテキン、タンニン、レスベラトロールなどのポリフェノールが多く含まれており、強力な抗酸化力があります。白ワインにも入っているのですが、測定すると10分の1程度しかありません」
――抗酸化力についてもう少し詳しく教えてください。
「よく“体が錆びる”という表現をしますが、これは人間の体が酸化していくことを意味しています。つまり老化ですね。人は酸素を吸ってエネルギーに変えて生きているのですが、その過程でフリーラジカル(活性酸素)を作り出します。フリーラジカルが増えると、細胞膜を傷つけたり、細胞の中の遺伝子やミトコンドリア(エネルギー産生工場)を傷つけたりします。これが老化の原因の一つです。ポリフェノールにはフリーラジカルの動きを中和させる力があると言われています。この力が抗酸化作用です」
――アントシアニンやカテキンなどは聞いたことはありますが、レスベラトロールは初めて聞く名前です。
「たくさんあるポリフェノールの一種です。近年分かってきたのですが、レスベラトロールには長寿遺伝子をONにする効果があると言われています。さらに、長寿遺伝子には、ただ寿命を延ばすだけでなく、若さを保ったまま長生きする要素があり、“アンチエイジング”にもつながると期待されています。レスベラトロールは1日6mgくらいの摂取が必要とされていますが、赤ワインには1本あたり0.2mgから0.58mg程度と少量しか含まれていないようです」
――非常に少ないですね。
「レスベラトロールだけだとそう思われるかもしれません。ですが、ポリフェノール全体ではそれなりの量が含まれており、それらにはとても強い抗酸化力があります。1日2杯摂取すると痛風が抑えられた、といった研究結果も報告されています。とはいえ、食物繊維が豊富な野菜をしっかりと取り、バランスの良い食事を心がけ、食事と一緒においしく楽しみましょう」
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