銀座老舗店の“一筋縄ではいかない和スイーツ”抹茶アフォガード
東京ウォーカー(全国版)
銀座に本店を構える創業119年の甘味処、銀座立田野はオリジナリティー溢れる創作スイーツを多数展開している。これまでにも「秋のかき氷 ほんのり暖か 淡雪のモンブラン」など、和の素材を大切にしながら洋菓子のエッセンスを加えた新しいスイーツを開発。わざわざ足を運んで食べる価値のある味だ。
12月1日に発売した冬の新作「宇治の濃厚抹茶アフォガード」(1059円)も、素材へのこだわりとアイデアが光る。抹茶アイス、あんこ、ホイップの3点盛りと、温かい抹茶がセットになっており、冷たい抹茶アイスに温かい抹茶をかけてアフォガード風に食べる創意工夫を凝らした一品だ。
このデザートは3つの工程に分けて食べることにより、それぞれ違った味わいを楽しめるのもポイント。「まずは温かい抹茶を湯呑に注ぎ、それだけで味わってください。口の中に抹茶の甘味と苦味が広がります」。そう説明してくれたのは調理担当マネージャーの山之内さん。日本で最高峰の茶鑑定士である森田治秀さんが厳選した抹茶「天の極」の濃厚な味わいが楽しめる。森田さんは茶鑑定士の全国大会での優勝経験を日本最多の3度も達成した人物である。「次は抹茶アイスを食べてください。最初に飲んだ抹茶の余韻が口の中に残っていることもあって、アイスの甘さが際立って感じられるはずです」と山之内さんは続ける。
最後は、抹茶アイスに温かい抹茶をかけてアイスを溶かしながらアフォガードとして楽しもう。抹茶を少しずつかけることにより、ホイップクリームがゆっくりと溶けていく…その味の変化が実に面白い!
抹茶だけではなく、あんこもしっかりと味わいたい。さらりとほどける驚く程なめらかな口当たりは、約120年間にわたり、手作りにこだわり続けているからこその味である。
「銀座立田野の和の精神や和菓子の基本は絶対にぶれませんが、時代の流れには逆らわず新しいチャレンジを続けていきたいですね」と佐久間社長は力強く語ってくれた。銀座立田野は11月19日に、アトレ大森(東京都)に新業態となる立田野茶寮をオープン。500円のワンコインメニューを展開しており、銀座の本店に比べてカジュアルに利用できるのが特徴だ。2015年には都内近郊に10店舗を出店する計画も進行中。銀座の老舗店が送り出す“一筋縄ではいかない和スイーツ”から目が離せない。【東京ウォーカー】
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