業界に旋風を巻き起こす“地下アイドル”の実態を徹底検証!

東京ウォーカー(全国版)

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AKB48やももいろクローバーZはもちろん、地方活動を基盤とする“ご当地アイドル”も続々と台頭し、乱立状態にあるアイドル業界。そんな中、ライブやイベントに重点を置き、個性的なパフォーマンスでファンを湧かせる地下アイドルが流行りつつあることをご存じだろうか?ブレイク中のでんぱ組.incに続き、アイドル業界に旋風を巻き起こす地下アイドルの現状を探ってみた。

そもそも「地下アイドル」という呼称は、いつ頃から使われるようになったのか?一説では“アイドル冬の時代”と呼ばれる1990年代に、アイドル予備軍ともいえる女性タレントたちの活躍の場が地下のライブハウスだったことから、この呼び名が広まったと言われている。ライブハウスならではの狭さが「より身近に感じられる」といった好印象に繋がり、そこから生じた「会いに行ける」というコンセプトを全面に打ち出して成功したのがAKB48というわけだ。

そんな数ある地下アイドルの中で、今最も勢いのあるグループが仮面女子である。アリス十番、スチームガールズ、アーマーガールズという3つのユニットからなる同グループの特徴は、メンバー全員がジェイソンマスク姿で激しいパフォーマンスを繰り広げるところ。2014年にはZepp 東京での初ワンマンライブをはじめ、「ROCK IN JAPAN FES.2014」や「SUMMER SONIC 2014」にも出演。2015年11月には、さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブも決定するなど、まさにブレイク目前の要注目グループといえる。

ちなみに秋葉原では、仮面女子が所属するアリスプロジェクトの常設劇場、P.A.R.M.Sをはじめ、ネット配信設備を完備し、ニコニコチャンネルで公式生放送を行っているTwinBox AKIHABARAなど、地下アイドルの活躍が生で見られるライブハウスが多数営業中。さらに、彼女たちが直にもてなしてくれるカフェなどもあり、でんぱ組.incのプロデューサーで“アキバで働くスク水社長”としても有名な福嶋麻衣子氏(もふくちゃん)が経営する「秋葉原ディアステージ」や、カフェ&バー、ドラッグストア、もみほぐしマッサージ、フォトスタジオなどを完備したAKIBAドラッグ&カフェは連日大盛況だそうだ。

このように、一見すると華やかに見える地下アイドル業界だが、実情はどうなっているのだろうか?仮面女子のリーダーを務める桜のどかさんは、「地下アイドルの活動だけで食べていけるのか?」との質問に対し、「活動4年目ですが、最近になってようやく普通に生活できるようになりました。月収5000円の時代もあって大変でしたね」と回答。そんな過酷な状況でも活動を続ける理由については、「地下でもがんばり続ければ、メジャーに匹敵するアイドルになれることを証明したいんです」と熱い志を語ってくれた。

こうした現状の中、地下アイドル業界は今後どのように推移していくのか? こちらの疑問に対し、アリスプロジェクトを手掛けるせいじ社長から、「ここ数年で、パフォーマンスの質が向上し、メジャーと比べても遜色のないレベルの地下アイドルが多数誕生しています。今後はメジャーや地下といった垣根を越え、本当に実力のあるアイドルが市場を席巻する時代になるでしょうね」と、さらなる発展を期待させるコメントが寄せられた。地下アイドルたちのライブやイベントは、P.A.R.M.Sをはじめとした秋葉原のライブハウスで行われているので、気になる人は足を運んでみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】

※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです

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