【12/13（土）公開】大人気コミックが待望の映画化！ 映画「アオハライド」で主人公・双葉を演じる本田翼にインタビュー

淡くせつない恋や、仲間と築いていく確かな絆。“青春”という波に“乗る”高校生の姿を瑞々しく描く大人気少女コミック「アオハライド」が待望の実写映画化。高校2年生の春、吉岡双葉は中学時代の初恋の相手・馬渕 洸と再会する。以前と違いクールでそっけない態度を取る洸に双葉は戸惑うが、彼の言動に優しさが隠れていることに気付き、再び想いを寄せ始める。悩みながらも恋に向き合う双葉を演じるのは、フレッシュな魅力満載の女優・本田 翼。

――双葉役のオファーをいただいた時のお気持ちはいかがでしたか？

本田「実は出演のお話をいただく前から原作を読んでいて、すごく好きな作品だった分、原作ファンの方に認められるかどうか不安を感じました。だからしっかりと役作りをするために、マンガを何回も何回も読み返しました」

――実際に双葉を演じている時に意識されたことはありますか？

本田「最初は双葉を原作のとおりに演じようと意識していたんです。だけど三木（孝浩）監督から『演技がマンガのキャラっぽすぎる。翼ちゃんの中に双葉を見つけたから、双葉役をお願いしたんだ。君の素直なリアクションが見たい』と言われて、それからは自然体で撮影に臨みました。双葉はポジティブな女の子で、悩んだあとにちゃんと前を向いて歩き出せるんです。私もちょっと似てる部分があって、そんな共通点も自然体で演じる助けになりました」

――自身の学生時代の経験は参考になりましたか？

本田「全然参考になってないんです（笑）。高校時代はバイト三昧だったんですよ～。モデルはやってたんですけど、カフェとおすし屋さんでもバイトをしていて、結構働きづめだったんです。双葉たちみたいにみんなで朝日を見るなんて一度もやったことないし、クラスのリーダーになることも無かったですね（笑）。放課後の教室に残ることすらしたことがない気がする（笑）。だから『アオハライド』の世界は、ある意味で私が憧れる理想の青春だったんです。双葉を通じて青春を体験できたのが嬉しかったですね」

――1か月ほど合宿のような状態で撮影されたということですが、大変だったことはありますか？

本田「毎日お弁当ばっかりだったから、栄養面ですね～。どうしても偏ってしまうような気がして、みんな身体に気を使っていたと思います。『ビタミンC摂る？』とか（笑）。でもやっぱり、撮影時は楽しかったですね。本当に合宿状態なので、高校生の時に戻ったような感じがして」

――撮影時の思い出はありますか？

本田「思い出というと、東出昌大くん、吉沢 亮くん、新川優愛ちゃん、藤本 泉ちゃんの5人でトランプをやってましたね。実際の学生のような感じで（笑）。大富豪とか、マジカルバナナとかしたな～。はじめましての人も、そうじゃない人もいたんですけど、みんなほぼ初対面なんですよ、5人全員。だからどう仲良くなっていこうって考えたんですけど、とりあえずゲームをしようっていうことで、マジカルバナナを（笑）」

――劇中には東出さんの演じる洸との胸キュンシーンが満載ですが、そういったシーンでは緊張されましたか？

本田「今回は主に洸役の東出くんがキュンとさせる側なので、私はひたすら胸キュンさせていただきました（笑）。緊張というよりは、すごいな～、こんな胸キュン台詞をよくサラっと言えるな～、なんて思いながらでしたけど（笑）」

――劇中でお気に入りのシーンはどこですか？

本田「私がすごく好きな、双葉と洸が窓ガラス越しに手と手を重ねるシーンがあるんですけど、一連の流れ全部に胸がギュっとか、キュンってなりました（笑）。完成した作品を見てもそうですけど、撮影している時もキュンとしてましたから（笑）。洸のすごくせつない表情は特に見所です！」

――最後に『アオハライド』を楽しみに待っている方へのメッセージをお願いします。

本田「青春のキラキラした恋や悩みに、ついつい見ていて胸がキュンとしてしまう“キラキュンアオハルラブストーリー”なんですが、本当にきちんと恋心や友情が描写されているのでしっかり感情移入できます。見ていてキュンキュンするだけの映画かと思いきや、洸の家族愛についても描かれていて、心にぐっとくる深いストーリーにもなっているので、様々な世代の人に楽しんでいただける作品だと思います。ぜひ見にきてください」

【取材・文＝リワークス】