もうすぐ2015年！“年末年始に観るべき”海外ドラマTOP5を発表

年末年始は海外ドラマをまとめて楽しむチャンス！“年末年始に観るべき”海外ドラマTOP5をピックアップして見どころを紹介しよう。

＜1＞「ブレイキング・バッド」

全米で社会現象を巻き起こした衝撃のドラマが、5つのシーズン(全62話)を撮り終えてついに完結した。余命わずかと宣告された、うだつの上がらない高校教師のウォルター・ホワイトが、“上モノドラッグ”を化学の知識を生かして、教え子と共に精製するというストーリー。エミー賞にて、ウォルターを演じたブライアン・クランストンはベスト男優賞を4度連続で獲得、教え子のジェシー・ピンクマン役、アーロン・ポールも助演男優賞を獲得(3度目)するなど、俳優陣の演技も素晴らしい作品だ。ウォルターとジェシーの関係がどうなっていくのか、欲望から生まれた闇はどこまで深くなるのか…ストーリーへの興味も尽きない。

＜2＞「アンダー・ザ・ドーム」

2014年の全米夏ドラマNo.1ヒットを記録したドラマ。ニューヨーク・タイムズも「アメリカ特有のヒーロー像が存在しない、全く新しいSFのモデルをCBSは生み出した」と絶賛している。映画「シャイニング」や「ショーシャンクの空に」など、いくつもの傑作を発表してきたスティーヴン・キングが原作を手掛けた。ある日突然、アメリカの小さな町、チェスターズミルが謎の巨大なドームに覆われて、外部と完全に遮断されてしまい、恐怖と混乱が町を襲う。田舎暮らしの普通の人々が、閉じ込められたドームのなかでどのように生き抜くのか…サバイバルに挑む住人たちを見守りたい。

＜3＞「HELIX -黒い遺伝子-」

俳優の真田広之が、アメリカのドラマで初のレギュラー出演を果たしたサイエンス・スリラー。シーズン2の製作も決定！真田はこれまでにも「LOST」や「リベンジ」などのドラマに出演しているが、今回はストーリーの鍵を握る重要な人物、ヒロシ・ハタケ役で第1話の冒頭から登場する。吹替版でも真田はハタケ役を担当。北極にある巨大研究施設内でのウィルス感染で幕を開け、神の領域ともいわれる“遺伝子操作”にまで話が発展！緊張感のなかに漂う不安と恐怖、どこまでもミステリアスなハタケ…あらゆるスリルが掛け合わさって物語のボルテージは最高潮に達する。

＜4＞「24-TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ」　

“24時間眠らない男”であり“24時間眠らせない男”ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)が帰ってきた！前回のシーズン8から4年ぶりに復活を遂げた最新作も、「24」特有の疾走感は健在で、シーズン1からのファンの期待を裏切らない。イギリス・ロンドンに舞台を移し、スケールアップしたアクションシーンは一見の価値あり。シリーズの顔となったクロエ・オブライエン(メアリー＝リン・ライスカブ)とジャックが繰り広げる、テロを阻止するための激闘から目が離せない。

＜5＞「HANNIBAL/ハンニバル」

世界を震撼させたサスペンスの金字塔、トマス・ハリス原作の映画「羊たちの沈黙」がドラマになった。主人公のハンニバル・レクターを演じるのは、映画「偽りなき者」でカンヌ映画祭主演男優賞を受賞した“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。気品があって優雅な佇まいながらも、不気味さを醸し出しており、肉(何の肉なのかは想像に任せる)を手際よく調理して食事する姿は、恐ろしくも美しい。本作では、天才精神科医として連続殺人事件の捜査に協力する、若き日のハンニバルが描かれる。FBIのプロファイラー、ウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)との心理戦や、芸術的な雰囲気すら感じさせる殺人現場の描写など、見どころを挙げればきりがない。

ここまでに紹介した5作品以外にも秀作が多い。「SHERLOCK/シャーロック」を生んだイギリスのBBCが、三銃士を新しい解釈で映像化した作品「マスケティアーズ/三銃士」もおすすめだ。スリリングなアクション・アドベンチャーが展開される。登場するイケメン男子たちにも注目を！主人公のダルタニアンをはじめ、三銃士それぞれの美貌がネットでも話題になっている。

イギリスのドラマといえば、華麗なる貴族を描いた「ダウントン・アビー」も英米で絶大な人気を集めている。その他、コーエン兄弟がアカデミー脚本賞を受賞した名作を、ドラマとして蘇らせた「FARGO/ファーゴ」や、全米で高視聴率を叩き出したアクション・サスペンスの超大作「ブラックリスト」も見逃せない。

「ウォーキング・デッド」や「ゲーム・オブ・スローンズ」も、ファンを納得させる出来栄え。年末年始に自宅でDVD鑑賞をする予定の人は、ぜひこれらのラインアップを参考にしてほしい。【平井あゆみ】