デビュー20周年のGLAY、年末の福岡ライブで語った決意

九州ウォーカー

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20年の歴史が凝縮された凄まじいライブだった。GLAYのデビュー20周年を記念するアリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt」の福岡公演が、12月27日、28日の2日間、マリンメッセ福岡で開催された。2014年最後のライブということもあり、九州のみならず全国からファンが駆け付け、12月末とは思えないほどの熱気が会場を覆った。

TERU(ボーカル)が「20年やってきたオレたちの自信作」だと語る、最新オリジナルアルバム「MUSIC LIFE」の楽曲を中心にセットリストが組まれた。初日の27日は、「風に乗ってさぁ飛び立とう」というリリックであおる、爽やかなミディアムロック「疾走れ!ミライ」で幕開け。

間髪入れずに「ビリビリクラッシュメン」を披露すると、一気にフロアはヒートアップ。JIRO(ベース)とTERUが花道を駆けると、会場を埋め尽くした約8000人のオーディエンスが歓喜。さらに、疾走感あふれるHISASHI(ギター)のプレーが炸裂する「Cynical」や「月に祈る」が続く。

柔らかな暖色の明かりがステージを照らす「祭りのあと」で叙情的な世界に引き込み、「Eternally」では、逆光で表現したHISASHIの色っぽいシルエットが大画面のモニターに映し出された。さらに「DARK RIVER」では、まるで月明かりの下で演奏しているような演出が加えられた。暗闇の中でのTAKURO(ギター)とHISASHIのギターソロでの掛け合いでは、儚くも美しい音色で、異空間へとオーディエンスを誘う。

ファンクラブの名前にもなっている「HAPPY SWING」を歌い上げ、「マリンメッセで2日間ライブができることに感謝しています!」とファンにメッセージを送り、1日目の幕が下りた。

2日目は、1曲目「BLEEZE」の曲中から、TERUが「愛してるぜ福岡!」を連発し、観客とじっくりと向き合った前日のライブとは一転、序盤から攻めのパフォーマンスを展開。「AMERICAN INNOVATION」では、満員のオーディエンスがタオルをグルグルと回しながらジャンプすると、会場全体が大きく揺れた。

TAKUROのギターと、サポートメンバーとして舞台に立ったSEIのサックスが絶妙に絡み合う「Only Yesterday」のイントロは、「歓喜の歌」のフレーズをオマージュ。そして「百花繚乱」から、一気に終演に向けて走り出していく。

銀テープがアリーナに降り注ぎ、ライトに照らされたテープが光り輝く。アンコールではスペシャルゲストが登場。15歳の天才ドラマー、田中廉である。11歳の頃、マリンメッセ福岡で行われたGLAYのステージに上がったこともある少年だ。あたかも、心が通じ合う旧知のバンドメンバーであるかのように、大ヒットチューン「More than Love」を完璧に演奏してみせた。

ラストナンバー「MUSIC LIFE」では、歌詞がスクリーンに映し出され、オーディエンスと一緒に熱唱。TERUは「“解散しないバンド”としてこれからも続けていく」と力強く宣言し、バンド結成21年目を迎える2015年への決意を見せた。

「行ってきます!」。そんなTERUの言葉で2日間にわたって行われたライブは締めくくられた。「行ってらっしゃい!」という、オーディエンスの暖かい言葉と共に、GLAYの2014年は終了。20周年を迎えてもなお、常に進化を続ける彼らの次なる一歩に注目したい。【福岡ウォーカー】

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