市場が激変!?女性にも好かれるフレーバービールとは
東京ウォーカー(全国版)
2013年頃より、全国的にプレミアムビールやクラフトビールが注目され始め、これらのビールに対するニーズが拡大。
その結果、これまでは専門店でしか手に入らなかった個性的な味わいのビールが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの店頭にも並ぶようになり、ビールカテゴリーの裾野が急速に広がり始めている。
そんなビール市場で、最近話題を集めているのが“フレーバービール”だ。ビアカクテルとは違い、ビールらしい味わいは残しつつも、果実などのフレーバーを加えることで飲みやすいように作られたビールジャンルである。
実は、海外ではレモネードとビールを合わせた「ラドラー」や、ベリー、ピーチ、コーヒーなどを加えたフレーバービールが比較的ポピュラーで、広く親しまれているそうだ。
そのフレーバービールにいち早く注目し、商品化に踏み切ったのがキリンビールだ。セブン&アイ・ホールディングスと共同開発を行い、レモン風味のフレーバービール「キリン フレビア レモン&ホップ」(213円)を発表。2014年11月の発売以降、好調な売れ行きを見せている。
同商品は、従来のビールが持つ“苦い”といったイメージを払拭し、若い世代や女性に気軽に楽しんでもらうために開発された発泡酒。
ビールらしい麦のコクと、レモンとホップの爽やかな香りやほのかな甘さに加え、キレのあるスッキリとした後味が楽しめる点も人気の理由になっている。
発売後の反響について、キリンビール広報室に聞いてみると、「スーパーマーケットでの売れ行きが好調で、主婦層を中心に女性消費者から高い支持をいただいています。『普段、ビールをあまり飲まないけど、これはおいしく飲める』『晴れた日に、公園で飲みたくなる爽やかさ!』『後味も良いので、女子会やママ友の会などで重宝しそう』といった声も届いており、手応えを感じています」とのこと。
さらに、「意外だったのが、家事や自宅で仕事をしている合間など、普段ならお酒を飲まないようなシーンでも、フレビアが飲まれているということです。従来のビールとは、ライフスタイルへの関わり方も大きく違っていることに驚かされました」と話してくれた。
こうして、少しずつ盛り上がりを見せるフレーバービールの市場に、サントリーからも新商品「サントリー ラドラー」が投入される(3月発売予定・価格未定)。
糖化工程で麦汁を煮沸する“デコクション製法”と、麦汁の煮沸前後の最適な時期にホップを投入する“レイトホッピング製法”により、ビールの飲み応えとレモン風味の爽やかな後味を両立した発泡酒だ。
ビール好きはもちろん、ビールを苦手としている人にも飲みやすいフレーバービールが今年は人気を集めそうだ。【東京ウォーカー】
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