「五月花形歌舞伎」に出演中の中村七之助! 自らを“普通の男の子”と語る!?

関西ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

映画「ラストサムライ」のエンペラー役で歌舞伎以外のファンも獲得した七之助。兄・勘太郎とともに次代を担う役者として着実に成長中だ。五月花形歌舞伎「小笠原騒動」の取材のために来阪。舞台上で可憐な女方を演じ、自らを「普通の男の子」と語る25歳に話を聞いた。

−おもしろそうな作品ですね。

「幽霊も狐も出てくるし、早替わりなどもあり、歌舞伎の魅力が詰まった作品です。自分もお客様に交じって生で観たいと思うぐらい。僕が楽しみなのは、兄と叔父の橋之助が演じる水車小屋の大立ち回り。客席まで水しぶきが飛ぶかな、とか。兄はずぶ濡れのあと、早替わりですね。舞台そでで観ます(笑)」

−今回は、悪役の“お大(だい)”と幽霊にもなって登場する“お早(はや)”の二役ですね。

「全員が二役なんですが、僕はわりと楽なのでもうちょっと出たい(笑)。役代わりの間も時間があるから、三役ぐらい演りたいです。やるからにはヘトヘトになるまでやりたくて。出りゃいいってもんじゃないですけど、いろんなことに挑戦したいんです、今は」

−歌舞伎以外のジャンルにも挑戦を?

「お話があって、時間さえ合えばやりたいです。歌舞伎をやっているとなかなか時間がないんですけど、どんなこともやってみたい。ただ、素顔で出るのは抵抗ありますけどね。化粧は人を変えるんですよ。だから素顔はほんと恥ずかしい。映画『ラストサムライ』の時、お客様もいないし、みんなが冷静にジーッと見ている中で演じるのは初めての経験でした。大変な仕事だなと思いましたね」

−子供のころ、女方への抵抗感はなかった?

「なかったですね。最初に決めたのは親(現・中村勘三郎)ですけど、まぁ3歳の時に自分の意志なんてないから(笑)。歌舞伎が好きで、真似してました。で、中学1年ぐらいの時に、子役もできないし大人の役もやれないという時期があったんです。その時に父親から『お前ら歌舞伎が好きか? 好きじゃなかったら辞めてもいいんだぞ』と言われて、『好きです、やります』と。自覚してやり始めたのはそのころからです。彼女や自分の好きな人たちに見てもらいたかった。女方を演じてて恥ずかしいとか、いっさい思いませんでした。これからも歌舞伎を好きだと言った気持ちを忘れずに、いろんなことができる役者になりたいと思っています」

−優等生ですねぇ!

「え〜普通ですよ〜(笑)。ロフトも行きますし、王将のギョーザも好きです。大阪でおすすめのお店、教えてください!」

【関西ウォーカー】

この記事の画像一覧(全2枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る