4年目の3.11、井上和彦率いる「声援団」がライブ
東京ウォーカー(全国版)
東日本大震災から4年目となる3月11日(水)、声優の井上和彦率いる声援団が、下北沢のCafe KICKにてチャリティーライブを行った。
声援団とは、井上和彦を団長とする人気声優たちによるユニットで、4年前の東日本大震災後たった数日で結成された。以来、“声で支援”をテーマに、チャリティー活動を続けている。
毎回、メンバーは変わり、この日はコアメンバーである井上和彦、かないみか、神奈延年、勝杏里の他、すっかりお馴染みとなった勝生真沙子、檜山修之、甲斐田裕子。
そして、久々の参加となった伊藤健太郎、歌手の凛の総勢9人。ステージ上から、まずは被災地に向けて黙祷を捧げた。
声援団のライブは、オーディオドラマ・コーナーが魅力の1つだ。この日も、池田真一の「小さな奇跡」から8編のミニドラマが披露された。
なかでも、井上和彦&勝生真沙子による「野球婚の唄」は4話連続のストーリーになっており、20代の恋人同士を演じる2人に、客席は大盛り上がり。
他にも、伊藤健太郎&甲斐田裕子、かないみか&檜山修之といったこの日限りの組み合わせによるドラマの数々が披露され、時に爆笑を誘い、時にホロリとさせるなど、ベテラン声優陣の実力を存分に発揮した。
歌手の凛を交えたライブコーナーも盛り上がった。勝杏里が作詞作曲を手掛けた「キモチ」は、声援団の第2のテーマ曲だが、初めて歌う伊藤健太郎の緊張ぶりを他の出演者がからかうなど、終始和やかな雰囲気。
もちろん、代表曲である「君に送る応援歌」も演奏された。そもそもこの曲の誕生と共に声援団が結成された、という4年前のことが思い起こされる、彼らのマイペースながら熱い思いを感じさせるライブだった。
「2011年の4月に陸前高田市へ行ったんですが、その時、避難所で被災された方々を前に何かしなきゃならない、という場面があったんです。何をすればいいのか、一瞬悩んだんですが、とにかく皆さんに笑顔になってもらうことだけ考えて歌を歌ったりゲームをしたりしました。それ以来、声援団のフリートークは常にノープランなんです。とにかく笑顔になってもらうのが第一!」と、井上和彦が語ったとおり、この日も客席は満開の笑顔。
“楽しみながら”被災地支援を長期にわたって続けていく、そんな思いを声援団とともに確認し合ったイベントだった。【東京ウォーカー】
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