オムライスの進化版?金沢発「ハントンライス」とは

東京ウォーカー(全国版)

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北陸新幹線の開業を受け、盛り上がりを見せる石川県金沢市。東京・金沢間は最短2時間28分に短縮され、より身近な観光地として注目が集まっている。

旅の楽しみといえば、地元ならではのグルメだ。金沢は海鮮や加賀野菜が有名だが、地元民が愛してやまないソウルフードも見逃せない。

そのなかの1つ「ハントンライス」は、オムライスの上にフライを乗せ、ケチャップとタルタルソースで味付けをした、ボリューム満点の洋食メニューである。

昭和中期、金沢市片町の洋食店で考案され、その店から独立した料理人たちが各店で販売するようになり、市内各地に広まったという。

料理名の由来は、ハンガリー料理からヒントを得たことにちなみ、ハンガリーの“ハン”と、フランス語でマグロを意味する“トン”を組み合わせたという説が有力だ。

当初は、マグロのフライをトッピングしていたそうだが、現在では白身魚のフライが一般的。エビフライなどを乗せて独自のアレンジを加えている店も多い。

いわば、オムライスをさらに進化させた“盛りオムライス”といったところだ。

金沢市内ではグリルオーツカ、キッチン ユキ、ラッキー、のと路などの店舗が人気。地元民のみならず、ガイドブック片手に訪れる観光客も多いそうだ。

東京でも、東京洋食屋 神田グリルの3店舗(アトレ大井町店、むさし村山イオンモール店、西新井アリオ店)などで楽しめる。

同店の「ハントンライス」(税抜1220円)は、オムライスの上に白身魚のフライを4切れトッピングし、ケチャップとタルタルソースを添えた一品。

広報担当者によると、「ハントンライスは、ワンプレートでオムライスとフライを同時に味わえるのが魅力。ご当地グルメをメニューに取り入れていくなかで、ハントンライスも受けるのでは?と考えて、4、5年ほど前から提供しています」とのこと。

さらに、「ふわふわのオムライスと、サクサクとした揚げたてのフライを存分に味わっていただけるよう、調理のタイミングを合わせて提供しています」と、そのこだわりを語る。

食の街、金沢が生んだご当地グルメ「ハントンライス」は、北陸ブームの波に乗り、ますます話題を呼びそうだ。旅行で訪れた際には、“金沢の台所”と呼ばれる近江町市場にも足を運び、地元グルメを堪能してみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】

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