大人気“ボーイフレンドデニム”って?〜女子のオシャレ事情
東京ウォーカー
今年の春夏、ファッションシーンでは“デニムブームの再来”と言われている。そんななか、女性の間では数年前から人気を集めているあるアイテムが定番化。そのアイテムはズバリ“ボーイフレンドデニム”だ。
このボーイフレンドデニムとは、まるで彼氏や男友達から借りているようなゆるめのシルエットのデニムパンツのこと。腰を落として履くことで生まれる独特のルーズ感が“こ慣れて”見えると人気を集め、渋谷のギャルから原宿のカジュアル女子までさまざまなオシャレを愛する女性から支持されている。デニムといえば「スキニーデニム」がすっかり市民権を得たが、ブームの進行はほとんど同時期だ。
記者は、いまさら聞けない“ボーイフレンドデニム”を徹底取材。誕生の歴史から着こなし方までを聞いてみた。
まず話を聞いたのは、ナチュラルなカラーや素材づかいがかわいい「カロリナ グレイサー」。原宿にある本店だけでなく、4/25から5/10(日)まで渋谷パルコに期間限定ショップがオープンしている同ブランドのプロデュースは、ミュージシャンであるMEGが手がけていることでも有名だ。
―いつから、何がきっかけでボーイフレンドデニムを作られたんですか?
「もともとデザイナーであるMEGが、ゆるめのデニムをロールアップしてはいていたことから、“ロールアップしてはけるデニムを作ろう”という思いで2年前に生まれました」(同ブランドプレス)。
―それがシンプルな型のボーイフレンドデニム「Denim pants BLU」(2万4150円)なんですね。
「はい。発売当時から人気で、現在でも売れ続けています。これから暑くなるので最近は落ち着いていますが、新作の、同型で色の薄いデニム「High bleach denim work pants」(2万4150円)は夏らしくてこれから人気がでそうです」(同プレス)。
色の薄いデニムは、今年のトレンドの1つ。くるくると裾をロールアップして履くと、足首の細さが強調されてほっそり華奢に見える。このあたりも根強い人気の秘密なのかもしれない。
次に話を聞いたのは、SHIBUYA109で絶大な人気を誇る「ロデオ クラウンズ」。まるで男性の服のようなメンズライクなデザインを女の子らしい色やシルエットで作る服の数々は、「スタイルがよく見える」と大きな注目を集め、一時期は店頭からデニムが消えたという伝説も残っているほど。実はココが、“ボーイフレンドデニム”の元祖だと言われているのだ。
「ブランドを立ち上当初からゆるめのストレートデニムがメインでしたね。今は「ボーイズストレート」(1万6590円)だけでなく裾がわずかに広がった「TYPE2 ブーツカット」(1万7640円)など、型を変えて展開しています」(同ブランドプレス)。
―ボーイフレンドデニムの魅力は何でしょうか?
「メンズライクな服にもガーリーな服にも合わせられ、コーディネートの幅が広がるところですね。また、うちのデニムは腰履きですがヒップ部分を女性サイズにすることでゆったりしすぎず、キレイな型が自慢。ウォッシュ加工を施していて、細くみえるんですよ」(同プレス)。
文字通りの“男性用のようなデニム”ではなく、女性の体に合わせてバランスを変えることで、ゆるすぎずスタイルアップできるデニムを生んだことが多くの人の心を射止めた理由のようだ。
ちなみに各ブランドのオススメは「ワンピースと合わせた重ね着は人気。今年は太めのベルトをつけるスタイルを提案しています」(カロリナグレイサー バイシェリールプレス)、「ガーリーなトップスとゆるめのデニムでラフすぎず、女の子らしいコーディネートを勧めています」(ロデオ クラウンズプレス)と、男性らしいデニムに女性らしいトップスを合わせるスタイルが基本のようだ。
季節も変わり、デニムが似合う夏が近づいてきた。気になる女の子がゆったりしたデニムを履いていたら、「彼氏のかも!?」なんて早とちりしないで「似合うね」と声をかけてみよう。きっと「オシャレが分かる男子」として認めてくれるはず。【東京ウォーカー】
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