【4/25(土)公開】映画「寄生獣 完結編」の監督・山崎貴と主演・染谷将太にインタビュー!
関西ウォーカー
右手にパラサイトの“ミギー”を宿した高校生・新一と人間を捕食するパラサイト。その熾烈な戦いを描いた岩明 均の人気漫画を実写化した2部作の後編「寄生獣 完結編」。これまでに「永遠の0」や「STAND BY ME ドラえもん」などの大ヒット作を手がけた山崎 貴監督と、主人公の新一を演じた実力派俳優・染谷将太に本作への思いを聞いた。
―4月25日に完結編が公開されましたが、お気持ちはいかがでしょうか?
染谷「撮影を終えてからかなりの時間が経っているので、みなさんと同じように完結編の完成を楽しみに待っていました。出来上がった作品は、今まで見たことのないドラマが繰り広げられていて感動しました」
山崎「原作を読み始めたころから数えると『寄生獣』は、もう何十年と付き合いのある作品なので、ようやく1つの旅が終わる感じですね。前編の公開後は、“早く完結編が見たい!”という声が多くて、有り難かったです」
―染谷さんが演じた新一はどのようなキャラクターだと思いますか?
染谷「ミギーが寄生する前の新一は、純粋で真っ直ぐだけど、ちょっとダメなところもある男の子という印象でした。でもミギーと出会い、パラサイトとの戦いで母を失うなど、悲しいという言葉では言い表せないほど辛い経験をします。それを乗り越えた完結編の新一は本当に男らしく成長しています」
―撮影中、何か印象に残っていることはありますか?
染谷「(編集でCGを合成するため)撮影時は右手にミギーが居ない状態だったので、最初は戸惑いましたね。でも途中からは慣れてきたこともあり、逆に楽しみながら演技ができるようになりました」
山崎「染谷の自然な演技のおかげで、ミギーは想定以上の動きをすることができました。しかし染谷の演技に合わせて、もともと決まっていたミギーの動きを変更しなければいけなかったので、それは大変でしたね(笑)」
―阿部サダヲさんがミギーの声のほか、パフォーマンスピクチャー(人間の動作や、表情をコンピューターに取り込む技術の1つ)も担当されていますが、ミギーの動きでこだわられた点はありますか?
山崎「事前に撮影をした阿部さんのアクションや、パフォーマンスを生かすことですね。阿部さんが演じたミギーを大事にしようという方針だったので、そこはかなりこだわりました」
―本作の撮影を終えて、染谷さんの中で何か変化や成長したことはありましたか?
染谷「存在しないものとの芝居は長けたと思います」
山崎「右手に何かがくっついている役を演じることならすごく成長したと思いますよ(笑)」
染谷「特殊な役だったので、演じていて本当におもしろかったですし、2部構成の作品も初めてだったので、役や現場と長い時間向き合うことができました。『寄生獣』という壮大なテーマの作品と関わった時間は、自分の財産になりましたね」
―「寄生獣 完結編」の見どころを教えてください。
染谷「本当にエンタテインメントとして楽しみどころ満載の作品に仕上がっています。アクションシーンはもちろんのこと、新一と里美(演:橋本 愛)のラブストーリーの側面にも注目してほしいですね」
山崎「里美とのシーンはぜひ、女の子にキュンキュンしてもらいたいですね。戦いのシーンが多い作品ですが、新一とミギーが一緒に味噌汁を作るシーンから、当たり前の日常がどれほど大切な時間なのか、伝わってくると思います」
【取材・文=リワークス】
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