“踊れるクラブ”復活!?風営法改正に向けたDJの思い

東京ウォーカー(全国版)

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風俗営業法の「客にダンスをさせる営業」に関する規制が改正されることに伴い、これまで深夜営業できなかったクラブが、朝まで営業できるようになる見通しとなった。

そこで、今回の法改正の背景や内容説明、DJのあり方やその未来について、5月19日(火)に東京・渋谷で話し合いの場が設けられた。「DJ集会」と呼ばれる会合に、各地からDJが集結した。

同集会の発起人であるWatusiさんは、「風営法改正を控え、クラブカルチャーの新たなステージを作るために、どうやって行くべきかを話し合うのが本日の趣旨です」と説明。

音楽評論家の大貫憲章さんは「風営法改正目前でこういう会を開こうということになりました。今回の改正で大きく前進することは確実です。自由にいきいきできる社会を目指したい。音楽がその役に立つことは世界中の皆が知っています」と開会の挨拶を述べると、その後は、テーマに沿って自由な意見が飛び交った。

須永辰緒さんは「これから、DJがどのようにして社会に認められるかを考えないといけない。そのためには団体が必要」と一致団結するための組織の必要性を説き、同席した藤森弁護士は、「世の中のあらゆる業界には基本的に団体があります。日本のナイトエンターテインメントを盛り上げるためには、DJ協会があった方が、世間に対してもアピールしやすい」と同調した。

沖野修也さんは「従業員の態度が悪かったり、DJをはじめとしたクラブへの世間のイメージは決して良くありません。クラブは怖かったと言われるなど、常に危機感を持った方がいい。プレイする人が楽しく遊べる環境づくりを率先して進めていかないと」と日々のサービス・マナーの向上を提言。

田中知之さんは、「これだけ多くのDJが集まっていることが凄くて、感動しています。そのことを伝えるべきだし、伝えたら変わることもあるはず。協会に関しては期待しています」と感想を述べた。

その後、木村コウさん、Zeebraさん、DJ Dragonさんなど、日本を代表するアーティストもそれぞれの立場から建設的な意見を発した。

最後にWatusiさんは、「DJ同士がつながることに価値があります。個人と個人が点から線へとつながって、日本という枠組みで海外に発信できたらと思います。結論をここで出すというよりも、今日が始まりになればいい」と締め、多くのDJが集まった有意義な会合は幕を閉じた。“安心して遊べるクラブ”が当たり前になるための大きな一歩を踏み出したと強く感じる。【東京ウォーカー】

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