AV女優の本音描く衝撃舞台
東京ウォーカー(全国版)
連日満員となった、「すべての賞味期限切れ女に捧ぐ」をテーマにしたブス会*「女のみち 2012」から、早3年。再演のリクエストも高まる中、初演メンバーが全員集結してパワーアップした「女のみち」2015年版が東京芸術劇場シアターイースト(東京・池袋)にて上演中だ。
今回の再演について、作・演出のペヤンヌマキは、「基本的には内容は初演と変わっていません。加筆修正したところは細かい味付け部分です。初演との大きな違いは劇場のサイズですね。下北沢ザ・スズナリでは、狭い空間で繰り広げられる女たちのあれやこれやを、お客さんも一緒に体感するという感覚が強かったと思いますが、芸術劇場では女たちの生態を客観的に見るという要素が強まると思います」と話すように劇場のサイズを強く意識したとのこと。
「だだっ広い空間にいても、女の集団ってやかましいものですよね(笑)。舞台が広くなっても、いや広いからこそ、女の集団のパワフルさや熱気が伝わればと思っています」と続ける。
朝ドラ「あまちゃん」以降、映像出演がますます増えている安藤玉恵、朝ドラ「まれ」の京極ミズハ役で強烈な印象を残している内田慈、声優としても活躍中の松本まりかをはじめ、多忙なキャスト陣を集めるのは大変だったのではないだろうか?
「3年間で、それぞれ活躍の場を広げているので、このメンバー全員がそろったのは、本当に奇跡的なことでした。メンバーが初演時よりも年齢と経験を重ねていることが、今回それぞれの役にいい作用を及ぼしていると思います」
「女のみち2012」のテーマの一つである“女の賞味期限問題”について、メンバーそれぞれの実感も違うようだ。「脚本を読んでも初演時にピンと来なかったことが、今回は分かりすぎるという感想も多かったですね。そういう役者の実感が役に込められると、深みが増すと思うのです。また、安藤さんと内田さんは『女のみち2012』の6年前に上演した『女のみち』(『女のみち2012』の6年前)から出てもらってますから、そこから数えると9年の付き合いになります。本人と役が一緒に年齢や経験を重ね、一緒に変化していくところも面白い」と初演メンバーならではの見どころを語る。
「みんな前回よりも歳を重ねて、全員がそろった時のうるささが増している(笑)。稽古場はとにかくにぎやかでした。役の設定がAV女優だからか、エロ話がオープンな空気になっていて、思わぬ人から思わぬエッチな単語が発せられることもあり、得した気分になります」と稽古場もいろいろな意味で盛り上がった様子。
「初演を見逃した方はもちろんのこと、初演を観た方にも満足していただけると思います。東京芸術劇場に“女たちのあれやこれや”を目撃しに来てください!」と意気込む。【東京ウォーカー】
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