大盛況「ジェラート博」で日本とイタリアの意地が激突
東京ウォーカー(全国版)
5月28日(木)、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)で「ジェラートならではのおいしさや楽しさを、もっと日本に広げたい」との思いから実現した「ジェラート博」が開催された。
日本各地のショップ以外にも、本場イタリアから出店があり、計28店舗のジェラート全てが“無料で食べ放題”という夢のようなイベント。会場は入場規制がかかるほど、大勢の人が参加した。
同イベントでは、様々なステージ企画も実施された。日本ジェラート協会に所属する、職人No.1を決める「ジェラートマエストロコンテスト」で、グランプリに輝いたのは「マルガージェラート」(石川県)の柴野大造さん。
その柴野さんによる、ジェラートの制作過程を音楽に合わせて見せる「ジェラートイリュージョン」も披露された。本場イタリアのジェラート国際展示会でも人々を魅了した、評判のパフォーマンスだ。
この日、最も注目を集めたのは、イタリアから来日した二人の職人に、日本の若き職人が挑む「イタリアVS日本 ジェラート職人対決」。
勝負は二人組のチーム対抗制。イタリアからは、イタリア屈指のジェラート職人セルジョ・コラルッチさんと、イタリアジェラート協会所属のジェラート大使マリオ・セラーニさんが出場。
日本から出場したのは、第1回マエストロコンテスト優勝者で、「ジェラートトリノ」(福井県)の森國晶子さんと、2015国際ジェラートコンテスト入賞者でロッテアイス研究員の神戸寿史さんだ。
対決のテーマは「ブルーベリー」。日本チームは、地元の上庄里芋を合わせた「五月の出逢い」(森國さん作)と、ブルーベリーに洋酒を加えてチーズを混ぜた「藍空(そら)~ブルーベリー&濃厚チーズ~」(神戸さん作)を出品。
一方、イタリアチームは、12時間煮詰めたブルーベリーとリコッタチーズの「森の贈り物」(コラルッチさん作)と、ミルクで煮た米を使用してラベンダーの香りを付けた「お米&ブルーベリーのジェラート、ラベンダー風味」(セラーニさん作)を出品した。
勝敗は、審査員6人による持ち点5の加点方式で決定。結果は、28点対22点でイタリアチームが勝利した。
イタリアチームは「みなさんに感謝します。でも彼ら(日本チーム)は自分たちよりずっと若いので、本当は引き分けだと思う」と笑顔でコメント。日本チームへ惜しみない声援を送った。
来場者数2000人という大盛況で幕を閉じたジェラート博に、今回行けなかったという人に朗報だ。9月4日(金)から6日(日)まで、駒沢オリンピック公園(東京都世田谷区)で「ジェラートワールドツアー東京」が開催されることが発表された。
こちらでもバラエティーに富んだジェラートが味わえるので、ぜひチェックしておきたい。【東京ウォーカー】
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