外国人向け観光案内所が京都タワーにオープン

株式会社JTB西日本と京阪電気鉄道株式会社は、2015年6/1、共同で訪日外国人専用の観光案内所「関西ツーリストインフォメーションセンター京都」を京都タワー3階にオープンさせた。運営初日となる同日にオープニングセレモニーが実施され、京都タワーのマスコットキャラクター「たわわちゃん」や、舞妓さんによる振る舞い酒などのおもてなしと記念撮影なども行われ、華やかにオープンをかざった。

JTB西日本は、関西エリアにおけるインバウンド拠点ネットワークの拡充に取り組んでおり、今回新たにオープンした同店は、「心斎橋」、「関西国際空港」に続く3番目の訪日外国人専用の観光案内所となる。また、京都で広く事業を展開する京阪グループでは昨今「観光創造」に注力しており、京阪グループの一つである京都タワーに拠点を設けることで、さらなる訪日外国人の誘客を図っていく。

JR京都駅は世界的に人気の高い京都を訪れる訪日外国人の玄関口であり、その京都駅北側のランドマークである、京都タワー内に開設する事で、京都を中心とした日本各地の観光情報の提供のみならず、観光に関する様々なサービスを提供し、新たな京都の魅力と価値の創造に取り組んでいく。具体的には、訪日外国人向けオプショナルツアー・宿泊施設・各社交通機関発行パス類の予約や販売、外貨両替（12通貨）、手荷物配送サービス（有料）、手荷物一時預かり（有料）、Free Wi－Fi環境、無料インターネット環境（プリント無料・OS：外国語）、遠隔通訳システム（6言語）、礼拝スペース、自動販売機など。企業向けのサービスとしては、インバウンド誘客に取組む観光関連事業者やグローバル展開を目指す企業に対し、訪日外国人旅行者との「マッチングの場」を提供し、関西エリアの訪日外国人拡大の一助となるような取り組みを実施する。

これからは、心斎橋・関西国際空港・京都3拠点の連携を深め、拠点を中心に関西広域を訪れる訪日外国人旅行者への利用価値の高いサービスと、多様化するニーズに対応できる商品を提供していくとの事で、今後の展開がますます楽しみだ。

【取材・文＝関西ウォーカー編集部】