フェルメールの「天文学者」も初来日!「ルーヴル美術館展」が京都市美術館で開催

関西ウォーカー

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フェルメール作品「天文学者」が初来日で話題の「ルーヴル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄」が、京都市美術館で6月16日(火)から9月27(日)まで開催される。

目玉作品「天文学者」は、かのヒトラーも愛した作品と言われる。サイズは思ったよりも小さいが、白など明るい点により反射する光を描く彼らしい傑作で、見るものを引き付ける。ルーヴル所蔵のフェルメール作品2点中の1点であり、なかなか門外に出ないため、本展は日本で「天文学者」を堪能できる貴重なチャンスといえるだろう。

ほかにティツィアーノの「鏡の前の女」(1515年頃)やクエンティン・マセイス「両替商とその妻」(1514年)をはじめ、17世紀のムリーリョ、18世紀のヴァトーまで、各時代を代表する巨匠の作品を中心に83点が展示される。

今回の展覧会は、食事風景から男女の恋模様まで、人々の日常生活を描いた「風俗画」を切り口に厳選。日本の「風俗画」である浮世絵に敬意を表し、ルーヴル側から提案されたテーマだとか。また本展のように、時代や地域をまたいだ「風俗画」の展示は国内外珍しく、「歴史的に概観でき、ヨーロッパでもあまり開催されたことがない野心的な企画になっている」と同美術館学芸員・後藤結美子さんは話す。

なお「風俗画」はありのままの生活だけでなく、庶民の理想や教訓を寓意的に描いていることも少なくない。当時の人々の生活を垣間見るだけでなく、"どんな意味が隠されているのか"謎解きをしながら、同展覧会を見るのも楽しい。

音声ガイドは一般ガイドのほかに、ジュニア版として人気アニメ「名探偵コナン」の音声ガイドも用意されている(いずれも1台550円/税込)。また7月4日(土)と7月25日(土)には記念講演会、9月20日(日)には夜間開館特別企画が行われ、展覧会解説講座は会期中に3回開かれるなど、イベントも多数開催される。

今年の2月から6月まで、東京・国立新美術館で開催されたときは66万人を動員した本展。今回の京都でも大盛況なのは間違いない。見に行かれる方は、まだ比較的余裕がありそうな会期中前半の観覧がオススメだ。

【取材・文=関西ウォーカー編集部】

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