工場直売で買う、キュートな“新感覚”くず餅スイーツ

船堀駅からほど近い食品工場が発信する、ハート型のくず餅が話題。昭和30年創業の山信食産が提供するくず餅は江戸前くず餅と呼ばれ、小麦のでんぷんを1年半以上寝かせて作ったもので、和菓子唯一の発酵食品だ。

3代目の社長が3年前に考案した「恋するくずもち」シリーズは、最近では伊勢丹新宿店にも出店。ハート型のくぼみに黒蜜を入れ、きな粉をかけて食べるくず餅は、しなやかな弾力としっかりした歯ごたえ。洋菓子よりカロリーが低く、ヘルシーでカラフルなことから、女性を中心に人気が拡散した。

「母の日にくず餅をプレゼントして喜ばせたいと考え、ブログの読者にアイデアを募ったのがきっかけです。母への愛の形を表すハート形にしました」(社長の小山信太郎さん)。

震災後に街を元気にしたい、という思いから始めた工場直売で、人気に火が付いたくず餅。最近では、工場直売限定のくず餅をシェイク風にした「つぶつぶ・クジュース」(350円～)、細かく切ったくず餅を氷にまぜた「かき氷」(400円～)など、新しいスイーツを続々登場させている。

そろそろ夏も本番、涼を感じられる粋なスイーツを味わいに、船堀へ足を運んでみては？【東京ウォーカー】