横浜・馬車道「YCC ヨコハマ創造都市センター」リニューアル!モノづくりの新拠点へ
東京ウォーカー
6月30日、横浜・馬車道の「旧第一銀行横浜支店(一部復元)」に、「YCC ヨコハマ創造都市センター」(以下YCC)がオープンした。横浜市が推進する「クリエイティブ・シティ構想」の拠点とされていたこの施設は、昨年秋より公募を開始し、6団体から選定が行われた。運営をするのは、NPO法人「YCC」で、現代美術界でも活躍する長田哲征氏が館長を務める。長田氏は「地域の人が気軽に利用できるオープンな場にしていきたい」と話す。
1階は「カフェ オムニバス」
7月1日よりオープンした「カフェ オムニバス」は、通常のカフェのように固定された場所ではなく、レジやドリンクバー、サラダバー、テーブルなどすべて可動式のカート(ワゴン)にて配置。カートは、5組のクリエイターの創造性に富んだユニークなデザインが特徴で、アートな空間を演出している。さらに、造形作家としても名高い高橋士郎氏による空気膜造形(バルーン)の作品と、現代美術家の今井俊介氏の大型ペインティング作品の展示も行い、歴史的な建物と融合させた。

カフェのコーディネートを手掛けた、同館を運営するNPO法人「YCC」の代表理事、広瀬 郁氏によると「いろんな国の文化が入り混じった横浜の雰囲気を、メニューに取り入れているのが特徴。カジュアルに気兼ねなく食べられるサンドイッチを中心に提供していきます。今後はテイクアウトや弁当の販売も予定しており、より日常使いができる店にしていきたい」とのこと。メニューは、世界のサンドイッチを中心に、キーマカレーやフォーも週替りで食べられる。
オススメは種類豊富なサンドイッチ!

オススメは「自家製豚ハムとフルーツ、赤キャベツマリネのバーガーサンド」(ランチプレート810円~、ディナーは各サンドイッチにデリ2種付き1026円)。北欧をイメージしたサンドイッチで、ヨーグルトのソースが決め手。フルーツはいまの時期、マンゴーが入る。ランチは「サラダバーセット」(1080円)か「フリーサラダバーセット」(1296円)で頼むとサラダバーも楽しめる。カフェタイムは、ハンドドリップのコーヒー(594円~)ほか、ディナーはビール(594円)などアルコール各種に、生ハムやサラミのシャルキトリー類も充実。22時まで営業しているため、近隣で働く人が退社後に一杯…といった使い方もできそう。
3階はモノづくりのスペース
3階は、「ファブラボ・ベータ・馬車道」で、業務用の刺繍ミシンや、3Dプリンター、レーザーカッターなど、なかなか個人では使うことができない機械を備えたモノづくりスペース。子供のいるサポートスタッフも常駐し、母親、親子向けの「ファブラボ」として開設。毎週木曜、地域住民への開放日を設け、地域工房として運営する。機材の使い方講習会や、親子で楽しめるモノづくりのイベントを開催していく予定だ。

3階はほかに、イベントホールとなり、7月13日(月)までは、NOSIGNERとYCCがコラボした「クリエイティブ市民のための6つの手引き」が無料展示中。こちらは、来場者参加型の展示となるので、詳しくは会期中に訪れて確認してみよう。

さまざまな形のシェアオフィス
2階は「コワーキング スペース キャンバス」と題したシェアオフィス。グループで使えるブース型スペースと、プライベートブース型スペース、自由な席で働けるフリーアドレス型スペースで構成されている。コピーやファックス、ロッカー、メールボックスなどの設備も整っているので、こちらもクリエーターには利用しやすい作業スペースとなりそうだ。(月額会費、初回のみ保証金、入会金が必要。詳細はHPを参照)

なかなか日常に取り入れにくいクリエイティブやアートの世界が、参加しやすい形になったYCCをぜひ利用しよう。
【横浜ウォーカー】
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