100年前のマークは小さめ!?ヴィトン“モノグラム”の歴史
東京ウォーカー
みんなの憧れ「ルイ・ヴィトン」。新作が発表されるたびに、世界中の注目を集めているが、この度、100年前の「ルイ・ヴィトン」作品も間近に見れる展覧会「PRIVATE ANTIQUE GARRET COLLECTION LOUIS VUITTON」が、6/5(金)より横浜赤レンガ倉庫で開催される。
「ルイ・ヴィトン」のトランクや、広告、おもちゃなど約200点にもおよぶ、超貴重なアイテムがそろうこの展覧会。見どころはなんといっても、1890年代から1970年代の“モノグラムの歴史”がわかるトランクの数々だ。
「L」と「V」のロゴを組み合わせた、ヴィトンの代表的なデザインともいえる“モノグラム”。デザインは100年前から変わらないものの、初めて商品化された1890年代のケースは、なんだか今とちょっと違うような…。
「そうですね。今回展示する一番古い1896〜1909年ごろのトランクは、マークがちょっと小さめなんですよ。だから“地”の部分が多いように見えるかもしれませんね」(同展覧会主催「イディック」の前田さん)
なるほど。一見同じように見える“モノグラム”もやっぱり歴史があるんですね…。
「1896年の考案当時のものはジャガード織りでしたが、徐々に進化し、ついに1959年ほぼ今と同じ素材になりました。この素材は、キャンパス地に化学加工されており、防水性や耐久性の品質も高いんです。昔は1m程度の大きなハードケースが主流でしたが、どんどん小さくなり、今くらいのサイズが定着しました」(同前田さん)
なんでも、ルイ・ヴィトンが創業した19世紀は、第2次産業革命後の物質文明の時代で、“旅”が盛んになったころ。そのため、もともとは体力・気力のある“男性向け”のケースだったという見方もあるのだとか。
1890年ごろの「革製トラベルバッグ」にはじまり、紙製で作られた「フレキシブル・トランク」、1.5kgと軽い「カバー付きスーツケース」など、一点一点が創り手のアイデアを感じさせる同展覧会は、6/5(金)から14(日)まで。このチャンスに、デパートに並んでいる最新バッグとは一味違う、ヴィトンの奥深さを堪能してみては? 【東京ウォーカー/安藤真梨】
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